<カーリング世界選手権:日本10−5イタリア>◇16日◇韓国・議政府(ウィジョンブ)◇女子1次リーグ
【議政府(韓国)=飯岡大暉】世界ランキング5位の日本代表「フォルティウス」が初勝利を挙げた。2戦目でイタリア(同8位)を10−5で下し、1勝1敗とした。26年ミラノ・コルティナ五輪出場枠がかかる重要な大会で大きな一歩を踏み出した。
前日の韓国戦は第2エンド(E)で4失点し、そのまま敗れた。この日は一転、大量得点で口火を切った。
第1Eに吉村が最終投でダブルテークアウトに成功。一挙5点を先制し、勢いに乗った。第3Eに1点、第5Eに2点を加え、8−3で前半を折り返した。
第8Eは、不利な先攻で1点を追加。今大会初のスチールに成功し、逃げ切り体勢へ。第10Eに相手に負けを認めるコンシードを宣告させた。
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日本は今大会で4位前後に入れば、来年の五輪出場権を獲得できる可能性が高い。午後2時からは第3戦の中国戦(同17位)に臨む。
◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 国別出場枠は10。24、25年世界選手権の順位に応じたポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)が枠を獲得。過去に同方式で7番目に枠をつかんだ国は14年ソチ大会が9点、18年平昌大会が12点。24年はSC軽井沢クが11位(3点)のため、フォルティウスが今大会4位(11点)以上に入れば枠獲得の可能性が高まる。枠獲得を逃した場合、12月の五輪世界最終予選で残りの2枠を争う。今大会の結果にかかわらず9月に代表候補決定戦(北海道・稚内)が行われ、25年日本選手権を制したフォルティウス、昨年王者のSC軽井沢ク、世界ランク最上位のロコ・ソラーレの3チームが争う。
◆大会方式 13チームが出場し、総当たりの1次リーグを行う。上位6チームが決勝トーナメントへ進出。1、2位は準決勝へ直行し、3〜6位はプレーオフを行う。3位対6位の勝者は2位、4位対5位の勝者は1位との準決勝に進む。
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