久しぶりの公式戦出場で一発退場となった(右)デレ・アリ [写真]=Getty Images コモに所属する元イングランド代表MFデレ・アリの久しぶりの公式戦出場はほろ苦い結果に終わった。15日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
昨季限りでエヴァートンとの契約が満了となり、無所属の状態が続いていたデレ・アリは、コモでのトレーニングを経て、今年1月19日に同クラブに正式加入。ここまでコンディションの問題もあり、まだ出場機会はなかったものの、15日に行われたセリエA第29節のミラン戦で1−2で迎えた81分から途中出場を果たし、待望の新天地デビューを飾った。
昨季エヴァートンで出場機会がなかったデレ・アリにとっては、レンタル移籍していたベシクタシュ在籍時の2023年2月26日のアンタルヤスポル戦以来、2年以上ぶりの公式戦出場となった。
しかし、90分にボールを持っていたルベン・ロフタス・チークを追いかけた際に後ろから同選手の左足を踏んでしまい、すぐさまイエローカードが提示。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の助言の下、オンフィールド・レビューが行われた結果、レッドカードに変わり、デレ・アリは一発退場になった。なお、試合は1−2で終了している。
オンフィールド・レビューが行われた直後には、現在はミランでプレーしているイングランド代表DFカイル・ウォーカーが、トッテナム在籍時の元チームメイトであるデレ・アリに対してレッドカードを出さないように懇願している様子も見られたが、久しぶりの公式戦出場となったデレ・アリにとってはほろ苦い新天地デビュー戦に終わってしまった。
コモを率いるセスク・ファブレガス監督は試合後に『DAZN』で「デレ・アリはゴールスコアラーだ。彼にチャンスを与えようとした。経験豊富な選手による重大なミスだ。明らかなレッドカードだ。彼は2−2と追いつけるタイミングでチームを去ったんだ」と苦言を呈している。
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