トッテナムはプレミア3戦未勝利に…途中出場ムニス&セセニョン弾でフルアムが2発白星

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2025年03月17日 00:53  サッカーキング

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セセニョンが古巣トッテナム相手にトドメの2点目 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第29節が16日に行われ、トッテナムは敵地でフルアムと対戦した。

 前節終了時点で10勝4分14敗という成績を残し、勝ち点「34」でボトムハーフに沈むトッテナム。現在プレミアリーグでは2試合未勝利となっているものの、ヨーロッパリーグ(EL)ではAZを2戦合計3−2で破って準々決勝進出を決めた。2月開催のプレミアリーグでは今季初の3連勝を記録するなど、復調の気配が漂っていないわけではなく、欧州の戦いで得たポジティブな手応えを、国内の戦いにも持ち込みたい。

 今節は、ここまで11勝9分8敗の成績を残し、勝ち点「42」で10位につけるフルアムの本拠地に乗り込んだ。この試合最初のシュートは15分、セットプレーからロドリゴ・ベンタンクールが放ったものの、以降の決定機の数は少ない。

 ホームチームのフルアムが両ワイドの幅を活用して敵陣へ攻め込むシーンを増やし、34分にはボックス右でクリアボールに反応したティモシー・カスターニュにシュートチャンスが到来するも、左足でのシュートはGKグリエルモ・ヴィカーリオの正面。前半は決め手を欠き、スコアレスでハーフタイムに突入した。

 後半に入ると、トッテナムはソン・フンミンとルーカス・ベリヴァルを投入。“エース”の登場で攻撃のギアが上がったトッテナムは、ドミニク・ソランケを中心にフィニッシュまで持ち込むシーンを増やしたが、流れを引き寄せながらも均衡を破るには至らない。

 対するフルアムは76分、ペナルティエリア手前左寄りの位置でクリアボールを拾ったウィリアンが、右足でミドルシュートを放ったが、ここは枠を捉えきれない。このままスコアレスの可能性も考えられるなか、78分に遂に均衡が破れた。

 フルアムは敵陣左サイドでウィルソン・オドベールからボールを奪ったところからショートカウンターへ。前を向いたウィリアンが相手を引き寄せ、スルーパスを送ると、大外を駆け上がったアントニー・ロビンソンがクロスボールを送る。ここは合わなかったものの、セカンドボールを拾ったアダマ・トラオレ、さらにアンドレアス・ペレイラを経由し、最後はボックス内でパスを受けたロドリゴ・ムニスが右足でシュートを流し込む。直前の63分に途中出場していたムニスが大仕事をやってのけ、フルアムが先手を取った。

 このゴールで勢いに乗ったフルアムは88分、GKベルント・レノからのロングフィードで背後へ飛び出したライアン・セセニョンが、ベン・デイヴィスをうまくかわして、右足でゴールネットを揺らす。ムニスと同様に、途中出場していたセセニョンの古巣弾で、フルアムが勝利を決定付けた。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、トッテナムは公式戦4試合ぶりの黒星を喫し、プレミアリーグでは3戦未勝利となった。一方で、フルアムは2試合ぶりの白星となった。

 このあと、欧州各国の主要リーグはインターナショナルマッチウィークに突入する。フルアムはインターナショナルマッチウィーク明けにFAカップ準々決勝を控えており、29日に鎌田大地所属のクリスタル・パレスと対戦。一方、トッテナムの次戦は次節のプレミアリーグとなり、4月3日にチェルシーの本拠地に乗り込む。

【スコア】
フルアム 2−0 トッテナム

【得点者】
1−0 78分 ロドリゴ・ムニス(フルアム)
2−0 88分 ライアン・セセニョン(フルアム)

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