スタッド・ランスはドローで7連敗回避…日本代表戦士が揃って出場、伊東純也は一発レッド誘発

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2025年03月17日 03:56  サッカーキング

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(左から)関根大輝、伊東純也、中村敬斗 [写真]=Getty Images
 リーグ・アン第26節が16日に行われ、スタッド・ブレストとスタッド・ランスが対戦した。

 関根大輝、伊東純也、中村敬斗と3人の日本代表戦士が所属するスタッド・ランスは、前節終了時点で5勝7分13敗の15位に低迷。直近では泥沼の6連敗を喫し、リーグ戦では昨年11月の第11節ル・アーヴル戦以降勝利がない状態となっている。昇降格プレーオフに回る16位とはわずか「1」ポイント差、2部自動降格圏の17位サンテティエンヌとは「2」ポイント差と残留争いに巻き込まれている中、伊東と中村は攻撃の主軸としてチームを牽引し、今冬加入の関根も徐々に出場機会が増加。今節は中村と関根がスタメンに名を連ね、伊東はベンチから出番をうかがうこととなった。

 立ち上がりからスタッド・ブレストが主導権を握り、スタッド・ランスがミドルブロックを形成して構える展開に。スタッド・ブレストが8割近いボール保持率を記録する中、右サイドバック(SB)の関根だけでなく、左ウイング(WG)の中村も守備に追われる時間が続く。25分過ぎにかけてはスタッド・ランスも何度か相手ゴールに迫るシーンを作るが、得点を奪うまでには至らず、前半をスコアレスで折り返した。

 後半開始早々の53分、スタッド・ランスは前線でのボール奪取からチャンスを作り、中村がボックス手前中央から左足を振り抜くも、強烈なシュートは枠の上へ。直後にはオーバーラップしてきた関根の折り返しからフィニッシュに持ち込むなど、ボールを保持されながらも良い形を作り出す。63分にはセドリック・キプレの鋭い縦パスからセルヒオ・アキエメがシュートを放ち、こぼれ球を拾った中村がボックス内深くまで切り込んだが、得点には至らない。

 こうした展開の中、64分には伊東がピッチへ送り込まれ、右WGのポジションに入る。その後もスタッド・ブレストがボールを保持する展開が続くが、スタッド・ランスは集中した守備で決定機を作らせず。90+1分にはカウンターに転じた伊東を背後から倒したマサディオ・アイダラにレッドカードが提示され、一発退場で数的優位となる。しかし、最後までネットを揺らすことはできず、試合はこのままスコアレスドローで終了した。

 次節、スタッド・ブレストは30日にアウェイでトゥールーズと、スタッド・ランスは29日にホームでマルセイユと対戦する。

【スコア】
スタッド・ブレスト 0−0 スタッド・ランス

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