3頭のGI馬を生んだ母が魅せた無敗V シーザリオの重賞初制覇から20年
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2025年03月17日 07:30 netkeiba

05年のフラワーCを制したシーザリオ(05年3月撮影、ユーザー提供:ごまちゃんさん) 実質7カ月に満たない競走馬生活で、シーザリオはまばゆい輝きを放った。05年にオークスと米G1・アメリカンオークスを制覇。繁殖牝馬としてはエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアと3頭のGI勝ち馬を送り出した。そんな名牝が重賞初制覇を果たした05年のフラワーCを振り返る。
シーザリオは父スペシャルウィーク、母キロフプリミエール、母の父Sadler's Wellsの血統。04年に開業4年目の角居勝彦厩舎からデビューした。2歳12月の阪神のデビュー戦を好位から抜け出してモノにすると、年明け中山の寒竹賞も快勝。2戦2勝とすると、クラシックを目指してフラワーCに挑むこととなった。
単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持された一戦、シーザリオは好位からの横綱相撲を見せた。前半1000mが61秒9のスローペースでも折り合いはぴったり。手応え良く直線に向くと、逃げ粘りを図る同じ勝負服のスルーレートを難なく捕らえ、2馬身半差の楽勝を収めた。
続く桜花賞ではラインクラフトを捕らえられず、2着に終わったものの、結果的にこれが生涯唯一の黒星に。その後はオークス、アメリカンオークスとG1連勝。母としても次々に大物を輩出し、歴史に名を残す名牝となったのだった。
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