フェンシングのグランプリ(GP)ブダペスト大会が15日、ハンガリーの首都で行われ、男子エペ個人で日本の山田優(30=山一商事)が5年ぶりのGP制覇を果たした。決勝でスイス選手に15−10で快勝。2020年3月、同じブダペストで制して以来のGP通算2勝目となった。
21年東京オリンピック(五輪)団体金メダル、続く24年パリ五輪でも団体の銀メダルに輝いた山田は、今大会の準々決勝でエジプト選手に14−9、韓国選手に15−10で勝ってファイナルに進出。最後も勝ち切って代表のチームメートや坂本圭右コーチたちによる胴上げで祝福された。
ワールドカップ(W杯)も含めた国際大会の通算メダル獲得数も6個に増やした。前回5年前のGP初制覇は、当時の山田にとってシニアの国際大会初優勝だった。思い出の地、東欧ハンガリーで再び歓喜の瞬間を迎えた。
日本協会(FJE)を通じて出した山田のコメント全文は次の通り。
応援ありがとうございました。久しぶりに優勝できてとてもうれしいです。私事ですが、昨日、第3子が生まれました。
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皆さんの応援のおかげというのはもちろんですが、赤ちゃんが運んできてくれた優勝だったのかな、と感じています。
かっこいいパパでいられるように、もっと頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。
2028年ロサンゼルス五輪(オリンピック)で個人の金も目指す山田。次戦は3月27日からモロッコで行われるW杯マラケシュ大会に出場予定だ。
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