トッテナムを率いるポステコグルー監督 [写真]=Getty Images トッテナムが新監督候補として2名をリストアップしているようだ。17日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。
トッテナムは一昨年夏、かつて横浜F・マリノスやセルティックを国内リーグ制覇に導いたアンジェ・ポステコグルー監督を招へい。日本とも馴染み深いオーストラリア人指揮官の下で迎えた初年度は、プレミアリーグで開幕10戦無敗を記録し、最終的には5位でヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得するなど、まずまずの成績を残した。
しかし、2年目の今シーズンは度重なる主力の負傷離脱もあり、序盤戦から不安定な戦いに終始。ELではベスト8進出を決めたものの、29試合を消化したプレミアリーグでは10勝4分15敗と黒星が先行しており、トップ4とは「15」ポイント差の14位に低迷している。
報道によると、現時点でトッテナムはポステコグルー監督を支持し続けているものの、今シーズンの残り試合の成績次第では解任に踏み切る可能性も否定はできないという。すでに後任候補としてボーンマスを率いるアンドニ・イラオラ監督とフルアムを率いるマルコ・シウバ監督が浮上している模様。両監督が率いるクラブはともに限られた戦力ながら、プレミアリーグでトッテナムよりも上位に位置している。
イラオラ監督の現行契約は2026年6月末までとなっているが、ボーンマスは契約延長に向けた準備を進めているとのこと。シウバ監督の現行契約も同じく2026年6月末までとなっているが、こちらは600万ポンド(約11億円)の解除条項が付随しているようだ。
なお、ポステコグルー監督の進退については、チャンピオンズリーグ(CL)の出場権がかかったELの結果が一つの指標になる見込みと『テレグラフ』は指摘している。