<カーリング世界選手権:日本6−9米国>◇18日◇韓国・議政府(ウィジョンブ)◇女子1次リーグ
【議政府(韓国)=飯岡大暉】世界ランキング5位の日本代表「フォルティウス」が4敗目を喫した。同6位の米国に6−9で、2勝4敗となった。前日の5戦目、同1位スイスとの5−9での敗戦に続き今大会初の連敗となった。
第3エンド(E)のミスが響いた。米国が円心に置いたストーン(石)をスキップ吉村紗也香(33)がラストショットではじき出そうとするが、石に当たらずに痛恨のスルー。有利な後攻で相手に2点を与え、流れを奪われた。
第7Eにスチールし4−4の同点に追いついた。第9Eには2点を奪い逆転したが、最終10Eはラストショットが短くなり、4点を奪われ力尽きた。
今大会は26年ミラノ・コルティナ五輪の出場枠獲得が懸かり、4位前後の好成績が求められる。まずは13チーム中6チームの決勝トーナメント進出を目指すが、目安の7勝5敗にあと1敗しかできない状況となった。19日は午前9時からデンマーク(同9位)、午後7時からスコットランド(同7位)と対戦する。
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◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 国別出場枠は10。24、25年世界選手権の順位に応じたポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)が枠を獲得。過去に同方式で7番目に枠をつかんだ国は14年ソチ大会が9点、18年平昌大会が12点。24年はSC軽井沢クが11位(3点)のため、フォルティウスが今大会4位(11点)以上に入れば枠獲得の可能性が高まる。枠獲得を逃した場合、12月の五輪世界最終予選で残りの2枠を争う。今大会の結果にかかわらず9月に代表候補決定戦(北海道・稚内)が行われ、25年日本選手権を制したフォルティウス、昨年王者のSC軽井沢ク、世界ランク最上位のロコ・ソラーレの3チームが争う。
◆女子世界選手権の大会方式 出場13チームが総当たりの予選リーグを行う。上位6チームが決勝トーナメントへ。1、2位は準決勝にストレートで進出し、3〜6位はプレーオフに回る。3位−6位の勝者は準決勝で2位と対戦、4位−5位の勝者は1位に挑む。決勝は23日に行われる。
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