大事故による“選手生命の危機”から復活へ…リハビリ中のアントニオ「このペースなら絶対にまたプレーできる」

0

2025年03月18日 21:03  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

ウェストハムに所属するアントニオ [写真]=Getty Images
 ウェストハムに所属するジャマイカ代表FWマイケル・アントニオが17日、イギリスメディア『BBC』のインタビューで自身の交通事故を振り返った。

 現在34歳のアントニオはトゥーティングでプロデビューを飾ると、サウサンプトンやノッティンガム・フォレストなどでのプレーを経験。2015年夏にウェストハムへと完全移籍で加入した。2021−22シーズンにはプレミアリーグで10ゴール5アシストを記録し、クラブの6位フィニッシュに大きく貢献。在籍10年目の今季も公式戦15試合出場1ゴール1アシストをマークしている同選手は、ウェストハムのプレミアリーグ歴代最多得点記録保持者でもある。

 しかし、昨年12月7日のチームトレーニング後、アントニオは自宅への帰路で単独の物損事故を起こしてしまう。車は路肩の木に衝突して大破し、ジャマイカ代表ストライカーは下肢骨折の手術を実施。24日間の入院を経て同月31日に退院した。

 今回『BBC』のインタビューに応じたアントニオは事故の瞬間の記憶について問われ、「奇妙なのは、みんなが『君は意識があって、警察や通りかかった人、救助してくれた人とも話していた』と言うんだ。でも、全く記憶がない」と告白。事故から約3週間後にスクラップ置き場で大破したフェラーリの残骸と対面したと明かし、「見た瞬間に胃がキリキリした。写真では見ていたけど、実物はその10倍ひどかった。車は完全にぐちゃぐちゃで、改めて『僕は本当に死にかけていたんだな』と実感した」と当時を回想している。

 また、交通事故の被害については、「大腿骨を4カ所骨折した。太ももに4本のボルトが付いた金属の棒を挿入し、ネジとボルトで固定して元の状態に戻したんだ」と述べつつ、「僕の足が適切に回復し始めるまでには6カ月から12カ月かかると言われている」と説明した。

 一方で「100パーセント僕は戻るよ。絶対にまたプレーする。だからこそ、今はそこに集中して週6日トレーニングに励んでいるんだ。この状況でも、ずっと前向きでいようとしてきた。確かに恐ろしい事故だったし、大きなケガだけどね」とコメント。「これまでのキャリアで最大のケガだ。でも、予定よりすでに2〜3カ月早く回復している。このペースなら、絶対にまたプレーできるし、試合に出れば感覚も取り戻せると確信している。僕はずっと周りから疑われてきた。でも、メンタルの強さには自信がある。これはただの試練のひとつに過ぎないし、僕を止めることはできない」と復帰に向けて決意を燃やしている。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定