
子どもの頃は仲が良くても、大人になるにつれ違和感が大きくなり、ついには縁を切る相手もいる。投稿を寄せた50代の女性は、中学の部活からの付き合いだった友人と絶縁した過去がある。
「出掛ける時は私の送り迎えが当たり前。その子が学生だったので飲みに誘った時は支払いもしていましたが、その子は就職してからも1度もご馳走してくれた事はなく」
女性は高卒で就職し、相手は短大に進んだが、夏休み等にはよく一緒に出かける仲だった。縁を切るまでの長い付き合いを振り返ると、「本当の友達ではなかった」と感じる関係だったという。(文:篠原みつき)
「自由奔放で脳天気でうらやましい」と言われ続け…
相手に尽くす形になることが多くても、「見返りが欲しくてやっていた訳ではないので特に気にもせず、それなりに仲良くしていたつもりでした」と振り返る。だが、それ以外にも既に違和感があったようだ。
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友人は小学生のときに母親を亡くし、父子家庭で妹と3人暮らしだった。彼女が家事を担っていたせいか、ことあるごとに「自由でいいよね〜」と言われ、女性が一人暮らしを始めた時は
「実家があるのに一人暮らしって意味わからない。やりたい放題だね」
などと、“恨み節の様に”いろいろと言われ続けていたそうだ。また、友人の仲間に加えてくれて時々複数人で遊ぶようになったものの、
「その子達の前でも『〇〇は 自由奔放で脳天気でうらやましい』だの、とにかく自分の価値観に人を当てはめて散々チクチク言われた」
付き合いづらさを感じて、その頃には自分から誘うことはやめていた。「それでも都合よく誘われて暇な時は遊んでいました」というが、決定的なことが起きたのは、友人が結婚したときのことだ。
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「式の1ヶ月前に『来月結婚するから』と言われ、呼んでくれたならと式にも出ましたが、もう1人共通の友人に聞いたところ、その子には半年も前に結婚するからと、式の日程も連絡が来ていたそうで」
つまり自分だけが、かなり間近になってから知らされたのだ。この差に
「人数合わせに呼ばれたのか?馬鹿にするのもいい加減にして欲しい」
と一気に友情は冷め、いよいよ距離を置いたそう。「それまでだと思って気にもしていませんでした」と憤りを語る。しかし、今度は「子どもが出来た」と連絡が来た。
「お祝い欲しさだったと思います。先程の友人に誘われたので一緒にお祝いをあげがてら子どもを見に行きました」
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友人の真意は不明だが、もう素直に受け止めることは出来なかったようだ。
「一応お返しをと言って家まで渡しに来ましたが、特に話もせずなんの付き合いもないまま数年が経ち『2人目が出来た』との連絡……。さすがにスルーして、それきりです」
こうして絶縁したものの、その後、風の噂で元友人は女性と「仲いいよ!」と話していたという。全く付き合いが無い中での言葉に、
「何を根拠に仲が良いと言ったのか?連絡1つないディスられていただけの関係。今思えば本当の友達ではなかったなぁ…と感じます」
と寂しげに語った。
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