決勝弾を挙げたマイルズ・ルイス・スケリー [写真]=Getty Images FIFAワールドカップ26欧州予選グループK・第1節が21日に行われ、イングランド代表とアルバニア代表が対戦した。
昨年夏にドイツで開催されたEURO2024では、2大会連続の準優勝に終わったイングランド代表。7月16日にはガレス・サウスゲート前監督が退任を発表し、リー・カーズリー氏の暫定体制を経て11月にトーマス・トゥヘル監督の就任を正式に発表した。新指揮官の下で臨む初戦はアルバニア代表とのワールドカップ欧州予選。ハリー・ケインやジュード・ベリンガム、マーカス・ラッシュフォードらが先発メンバーに名を連ねた。
試合は立ち上がりからイングランド代表が主導権を握り、20分に幸先よくスコアを動かす。ポゼッションで相手をハーフコートに押し込みつつ、エズリ・コンサがベリンガムへと短くパス。寄せてきたマーカーを反転してかわし、ブロックの間を通すグラウンダーのスルーパスを狙う。ボックス内にマイルズ・ルイス・スケリーが走り込むと、ワンタッチで冷静にシュート。GKの股下を通しながら流し込み、“代表デビュー戦”で初ゴールをマークした。
40分にもイングランド代表が決定機を創出。再び相手を押し込んだ状況でデクラン・ライスが右サイドへ浮き球のパスを送る。カイル・ウォーカーが右足でペナルティエリア内に折り返すと、飛び込んできたベリンガムがダイビングヘッド。ボールはGKの右足に弾かれ、セカンドボールにケインが反応するが、右足で合わせたシュートはベラト・ジムシティのブロックに防がれた。
さらに77分、敵陣右サイドでボールを受けたジャロッド・ボーウェンが背後を駆け上がるウォーカーにパス。ボックス右角にポジションを取ったライスにボールがわたると、フリーの状況でゴール前にクロスを蹴り入れる。ディフェンダーとの駆け引きを制したケインがトラップで収め、落ち着いて右足を一振り。確実にネットを揺らして大きな追加点を挙げた。
結局、そのまま試合は2−0で終了。イングランドが新体制初陣を白星で飾った。次節は24日に行われ、イングランドはホームでラトビア代表と対戦。アルバニアはアウェイでアンドラ代表と対戦する。
【スコア】
イングランド代表 2−0 アルバニア代表
【得点者】
1−0 20分 マイルズ・ルイス・スケリー(イングランド代表)
2−0 77分 ハリー・ケイン(イングランド代表)