イングランド代表を率いるトゥヘル監督 [写真]=Getty Images イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督がアルバニア代表戦を振り返った。21日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。
FIFAワールドカップ26欧州予選グループK・第1節が21日に行われ、イングランドはホームでアルバニアと対戦。トゥヘル監督の下で初戦を迎えた“スリーライオンズ”は、ハリー・ケインやジュード・ベリンガム、マーカス・ラッシュフォードらが先発メンバーに名を連ねた。試合は開始早々からイングランドが主導権を握り、代表デビュー戦となったマイルズ・ルイス・スケリーが20分に先制弾をマーク。77分にはケインが大きな追加点を奪い、イングランドが2−0でアルバニアを下した。
昨年夏にドイツで開催されたEURO2024では、2大会連続の準優勝に終わったイングランド代表。ガレス・サウスゲート前監督の退任からリー・カーズリー氏の暫定体制を経て、今回の一戦がトゥヘル体制での初陣となった。
試合後のインタビューに応じた新指揮官は「もっと良いプレーができるし、もっと上手くやらなければならない」とコメント。「私たちの試合の入り方は良かった。最初の7〜8分は100パーセントボールを支配し、多くのパスをつなぎ、高いエネルギーを持っていた」と一定の手応えを口にしつつ、「しかし、相手は非常に守備が固く、ブロックを深く敷いていた。EUROの時も彼らは守備を固めてチャンスを与えなかった。後半はテンポが遅すぎたし、裏のスペースを狙う動きが全体的に不足していたと思う」と反省の言葉を並べている。
一方、代表初招集ながら先発起用に応える先制点を挙げたルイス・スケリーについては、「素晴らしい選手だし、素晴らしい人格を持っている」と称賛。続けて、「キャンプに入ってすぐに彼がどれだけ魅力的な選手かわかるほどだった。代表入りは当然の結果さ」と同選手の能力を高く評価した。