
拓殖大学の卒業式が22日、八王子国際キャンパスで行われ、陸上長距離界のホープ・不破聖衣来(21)が出席した。1年時から駅伝やトラックで数々のインパクトを残してきた不破。2021年の全日本大学女子駅伝のエース区間5区では、従来の記録を1分14秒も更新する快走をみせると、その年の10000mでは日本歴代2位(当時)となる30分45秒21秒の好記録をマークした。
【写真を見る】陸上長距離・不破聖衣来が拓大卒業「五輪のマラソンで金メダル」4年間の学びをステップに決意語る
式典では、橙色の艶やかな袴を身に纏い、学業と陸上競技の活動において特別表彰を受けた。
大学4年間について聞かれると、「怪我で思うようにいかないときもあったが、監督や仲間、家族の支えがあってやり切ることができた。拓大で4年間競技ができて良かった」と振り返った。
卒業論文では、“女子陸上選手のコンディショニング”をテーマに執筆したという。「自分で数値的なデータも集めた。今後の競技生活にも活かせるかもしれない」と話した。
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卒業後は、実業団の三井住友海上へ入社する。今後の目標については「オリンピックのマラソンで金メダルを取ること」と笑顔をのぞかせながら、決意を語った。
■不破聖衣来(ふわ せいら)プロフィール
2003年3月25日生まれ。群馬県高崎市出身。
10000m自己ベスト30分45秒21(日本歴代3位)
将来の夢「ロサンゼルス五輪マラソンで金メダル」