ティンバー(左)が離脱し、マートセン(右)が追加招集 [写真]=Icon Sport via Getty Images 王立オランダサッカー協会(KNVB)は21日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024−25・準々決勝のスペイン代表戦に臨むオランダ代表メンバーの変更を発表した。
当初、オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督は2月28日時点で候補メンバー25名を発表。同メンバーに選ばれていたDFネイサン・アケ(マンチェスター・シティ/イングランド)、DFステファン・デ・フライ(インテル/イタリア)は負傷の影響で参加を断念することとなり、今月14日にはDFマタイス・デ・リフト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)が追加招集された24名を正式メンバーとして発表していた。
だが、続く15日にはMFイェルディ・スハウテン(PSV)、17日にはDFデンゼル・ダンフリース(インテル/イタリア)がケガを理由にチームを離れることが決まり、DFユーリ・バース(アヤックス)とMFマッツ・ウィーファー(ブライトン/イングランド)を追加招集。さらに19日には、MFライアン・フラーフェンベルフ(リヴァプール/イングランド)が、16日に行われたカラバオ・カップ決勝のニューカッスル戦で負傷したことが明かされ、オランダ代表からの離脱が決まっていた。
そして今回、新たにDFユリエン・ティンバー(アーセナル/イングランド)までもが、チームから離れることが決まってしまった。KNVBからの発表によると、ティンバーは体調不良のため、23日に控えたスペイン代表とのUNL準々決勝セカンドレグに間に合わないと判断されたことが離脱理由だという。
KNVBはティンバーの離脱だけでなく、DFイアン・マートセン(アストン・ヴィラ/イングランド)を追加招集することも発表している。今季、所属クラブのアストン・ヴィラで公式戦35試合出場1ゴール1アシストを記録しているマートセンは、これまでオランダ代表として国際Aマッチに出場した経験はないものの、2023年10月の初招集以降はメンバーに選出される機会も少なくはなく、EURO2024でも追加招集でメンバーに食い込んでいた。今回、昨年10月シリーズ以来の招集を受けている。
20日に行われたスペイン代表とのUNL準々決勝ファーストレグは、2−2でタイムアップ。同試合も、ティンバーは体調不良のため欠場していた。前述の通り、セカンドレグは23日に控えており、バレンシアの本拠地『エスタディオ・メスタージャ』にて行われる。
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