SNSで“奇跡の66歳”と話題の女性に聞く、若々しくいられる秘訣「普通の60代の暮らし方はわからない」

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2025年03月22日 16:10  日刊SPA!

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インタビューの様子
 ロックバンド「打首獄門同好会」ベースのjunkoさん。彼女が自身の誕生日である2024年12月20日に「66歳になったよ」とXにポストすると、“奇跡の66歳”と大きな話題に。
 一体どうしたらこんなに若々しくいられるんだろうか? 本人を直撃した。

◆「普通の60代の暮らし方はわからない」

 junkoさんの第一印象は「かわいらしい」の一言だった。66歳には絶対見えない。肌はツルツルでハイトーンの髪もサラサラ。女性にとって悩みの種である首のシワなども気にならず、「ROXY」の洋服がよく似合っていた。

「本当に66歳なんですか……? ネタではなく……?」

 そう筆者(吉沢さりぃ)が問うと「本当に66歳です」と微笑む。

「皆さんが『若い!』と言ってくれますが、私自身は自分が特別若いとは思っていません。InstagramやTikTokを見ていると、私と同世代の美魔女がたくさんいるし」

 バンドメンバーはもちろん、よく女子会をする友人は「10歳以上年下の子がほとんど」だという。

「同世代の友人があまりいないので、普通の60代の人の暮らし方や生き方がよくわからないんです」

◆化粧品のほとんどが100均で購入したアイテム

 junkoさんは「ただの面倒くさがり」とのことで、メイク道具のほとんどが100均で購入したものなんだとか。

「“綺麗でいたい”という気持ちは人並みにありますが、面倒くささが勝ってしまい……。プレゼントやお土産とかで高級な化粧品をいただいて使うこともありますが、自分で買いに行くのは100均ばっかりです。

 化粧品って、種類がたくさんありすぎませんか? 口紅だけで……あ、今ってリップって言うんだっけ? ワンフロア占めるくらいリップが並んでたりするけど、自分に似合う色とかがよくわからないので。気軽に買えていくらでも試せる100均がいいんです」

 化粧品だけでなく化粧水なども「全くこだわりがありません」と笑う。

「毎回買うメーカーとかも決まってませんね。大体お得サイズで500円みたいなコスパのいいものばっかり買ってます。髪の毛も、自分で市販のブリーチ剤を買って、付属のトリートメントをするくらいです」

 “奇跡の66歳”と話題になったことで、美容をテーマにしたインタビューのオファーもあったようだが「お答えすることが何もない」と断ったんだとか。

◆ストレスらしいストレスがない

 とはいえ、junkoさんはスポーツをよくやっているという。

「59歳で始めたキックボクシングと、64歳で始めた筋トレのジムに時間が許すかぎり行っています。去年の『打首獄門同好会』の20周年ライブツアーが終わってからは、多い時で月23日行ってましたね(笑)。運動していて体力はすごくあると思います。肌が丈夫なのもそのせいかも」

 キックボクシングでは、サンドバッグを打つ時に先生が「ムカつく奴を思い浮かべろ!」「ストレスを発散しろ!」と言うそうだが、junkoさんは「ムカつく奴が思い浮かばない」「ストレスらしいストレスがない」と苦笑する。

「基本的に私はワガママで、好きなこと、やりたいことしかしていないので。人間だからムカつくこともたまにはありますが、すぐ人に話してネタで消化しちゃう(笑)。だから、嫌なことや不満を1人で抱え込むみたいなことはないです」

◆好きなものに囲まれて好きに生きる

 junkoさんは「もう30年以上髪型も好きな服装も変わらない」「好きなものはずっと好きでいる」と語る。

「まわりに嫌いなものは一切ないです。嫌いなものは食べないし、着たくない服は着ない。もちろん、嫌いな人も近くには1人もいません。どこに“自分の好きがあるか”を重視しています」

 また、世論や一般論に関しても「全く気にしたことがない」と言い切る。

「世間一般では、きっと66歳で金髪ロングはダメなのでしょうし、結婚していないことをあまりよく思わない人もいるのでしょうが、全く気にしないです。結婚しないことも自分の意思で“自分には結婚は向いていない”と思って決めたので。でも、常に好きな人はいたし、色んなジャンルの友達も多いから頻繁に女子会してる。とにかく毎日が楽しいです」

「おばちゃん、その服どうなの?」「実物は老けてる!」などと言われても「スルーします」と笑う。

「最初に話したとおり、自分では特別に若いとも思っていないので、批判的なこと言われても気になりません。実際に自分の歳は自分の歳なので(笑)。好きな服を着て、好きな髪型をするのに、他の人の目や考えは気にならないです。

 鏡で自分を見て少し太ってきたら着たい服のためにダイエットをすることはあるけど、他の人に言われて趣味嗜好を変えることは絶対にありませんね」

 好きなものに囲まれて好きに生きる——。

 シンプルに見えて難しいことだが、自分の「好き」に正直に生きているjunkoさんはとても輝いて見えた。それこそが若々しく生きる秘訣なのかもしれない。

<取材・文・撮影(インタビュー)/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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