【愛知杯予想】今年は中京芝1400mが舞台! 様変わりした愛知杯の攻略ポイントとは

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2025年03月22日 16:30  netkeiba

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愛知杯に出走するカピリナ(撮影:下野雄規)
 今週の日曜日は、中京競馬場で愛知杯(GIII・芝1400m)が行われます。

 04年から牝馬限定の中距離重賞として定着していた愛知杯ですが、今年から前年まで開催されていた京都牝馬Sの条件を引き継ぐ形で芝1400mに距離を変えての開催となります。

 過去10年の愛知杯は今年とは条件がまったく違いますのでデータとして信ぴょう性に欠けます。また、京都牝馬Sの過去10年分のデータもコースが違いますので全幅の信頼が置けません。そこで、ここでは23年以降の中京芝1400mで行われた3勝クラス以上(25年3月16日まで・計12レース)を対象に今年の愛知杯を紐解いていきたいと思います。

 データ対象の12レースを見ると、前走で1400mに使われていた馬が8勝2着8回3着9回と良績を残しています。1400mは非根幹距離で根幹距離とは問われる適性が違うと言われていますし、前走で1400mのペースなどを経験していることが大きなプラスになるのでしょう。

 そのほかの距離では前走で1600mに使われていた馬が3勝2着2回3着2回、前走で1200mに出走していた馬が1勝2着2回3着1回となっています。それ以外の距離から参戦してきた馬は馬券に絡めていません。

 今年の愛知杯でもまずは前走で1400mに使われていた馬の取捨選択から入り、そのあとに前走で1600mや1200mに使われていた馬の取り扱いを決めるのも的中に近づくための策と言えるのではないでしょうか。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走1200mで上がり4位以下
[0-0-0-12]複勝率0%
該当馬:エトヴプレ、カピリナ、グランテスト、セントメモリーズ、テイエムスパーダ、ナナオ、モリノドリーム、リバーラ
(過去の該当馬:25年トリトンSレベレンシア3番人気6着)

※特に言及のない限り、データは23年以降の中京芝1400mで行われた3勝クラス以上(25年3月16日まで・計12レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるカピリナが該当しました。

 前走で1200mに出走していた馬でも上位争いに絡む可能性はありますが、3着以内に好走したのはすべて前走で上がり3位以内を記録していた馬となっています。

 前走が1200mだった馬は距離延長になりますが、中京は直線に坂が設けられているコースですので、スピードだけでなくスタミナも問われます。前走で1200mに使われていた馬でも、上位の上がりを使えている馬は脚色が鈍っていない証拠ですし、1400mに距離が延びてもスタミナ面の心配はないと言えます。

 しかし、上がり4位以下の馬については、スピードに勝ったタイプでスタミナ面に不安が残りますし、実際に結果も出ていないことを思えば割り引いて考える必要がありそうです。

 該当馬に挙げたカピリナの前走は1200mのシルクロードS。中団追走から直線で差し込んで4着という内容でしたが、ゴール前の脚色は後続の方が優勢のように見えましたし、現状は1200mがベストという印象を受けます。芝に転向してからは初めての1400mで適性は未知数ですし人気で気配当妙味も薄いでしょうし、ここは思い切って本馬の評価を落とすことも考えたいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。

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