日本代表MF伊東純也 日本代表は23日、2日後に控えたFIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第8節のサウジアラビア代表戦に向けてトレーニングを実施。練習後に、MF/FW伊東純也(スタッド・ランス/フランス)が報道陣の取材に応じ、同試合に向けた意気込みや本大会へ向けた決意などを語った。
日本代表は20日に行われた第7節バーレーン代表戦で最終予選3試合を残してワールドカップ出場を決めた。中4日で臨む次戦へ向けて、伊東は「消化試合ではないですし、出る人が責任を持って勝利を目指して頑張らなきゃいけないと思います」と意気込んだ。
最終予選はここまで6試合が途中出場、先発出場は1試合のみだが、1得点6アシストを記録。2次予選と合わせた総アシスト10はアジア予選全体でのトップの数値となっている。伊東は「得意なクロスだったり、あとはタケ(久保建英:レアル・ソシエダ/スペイン)が決めてくれたり、ラッキーなアシストもありますけど、結果を出すことが大事だと思うので、いろいろ形で得点に絡めているのはいいことかなと思います」と手応えを語り、多彩なパターンでアシストを量産できている要因については、「左サイドには(三笘)薫(ブライトン/イングランド)がいて相手が警戒していると思うので、逆にこっち(右サイド)は前回の予選よりももっとスムーズにやりやすくなっているのかなと思います」と分析した。
ワールドカップ本大会までは、あと約1年3カ月。残りの期間の過ごし方について、伊東は「やることは変わらない」、「あんまり意識していない」と言いつつも、「代表では試合に出たらゴールに絡む動きが求められていると思うので、アシストなり、ゴールなり、結果を出したいなと思います」と決意を語り、「今はサブから試合に出ることが多いですけど、そこで今、求められていることをやるしかないですし、そこでチームのために結果を出すっていうところで、ゴールやアシストをしたいです。もちろん全員スタメンで出たいとは思うので、結果を出し続けて『出さざるを得ない』ところまで持っていけなきゃいけないかなと思ってます」と秘めた闘志を口にした。
なお、20日のバーレーン代表との試合後、伊東はバーレーン代表のドラガン・タライッチ監督からユニフォームを求められる一幕があった。記者陣からそのことについて質問が飛ぶと、「前回(昨年9月のアウェイで行われた第2節で対戦したとき)もユニフォームを求められて(笑)。結局、2枚あげたんですけど…。なぜかはわからないですけど、(監督から)『ファンだ』、『頑張って』って言われて、断れなかったです(笑)」と明かし、「『めっちゃ好きだ』って言われて。さすがに相手監督から言われたユニフォームは断れなかったですね。2回目だなって思いながら…ちょっと断れなかったですね」と少し照れ笑いを浮かべながら答えていた。