
■世界室内陸上競技選手権大会 最終日(日本時間23日、中国・南京)
【写真を見る】【世界室内陸上 最終日】泉谷駿介が走幅跳で4位入賞、ハードル田中佑美は準決勝敗退
陸上の世界室内競技選手権大会が最終日を終え、男子走幅跳では男子110mハードル日本記録保持者の泉谷駿介(25、住友電工)が自己ベストの8m21で4位に入った。津波響樹(27、大塚製薬)が7m13で13位。優勝は8m30をマークしたイタリアのM.フルラニ(20)。
レース後、泉谷は「走幅跳で初の代表になっていい経験になった」と笑顔を見せ、「シーズン初戦なので欲張らずに行こうと思ったのと、世界陸上の参加標準記録(8m27)を狙っていった」と惜しくも6cm届かなかった記録に悔しい表情を見せたが、自己ベストには満足の様子だった。
女子60mハードルに出場した田中佑美(26、富士通)は準決勝で8秒03の5位と健闘したが、上位4選手が7秒台と日本記録を上回るハイレベルな戦いとなり決勝進出を逃した。田中は「世界の準決勝というと自分が超えたい壁、なかなか超えられない壁だと意識しているので、だからこそ失うものは何もないと責める気持ちでレースに挑んだ」と振り返った。
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七種競技では丸山優真(26、住友電工)が60mを自己ベストとなる7秒04で1組4位、60mHは自己ベストタイの7秒93で5位、1000mは自己ベストの2分44秒54と好タイムをマーク。走幅跳では6m93で10位、砲丸投ではシーズンベストの14m17で11位、走高跳は1m92で8位、棒高跳は4m80の9位で終え、合計5807点で全体では9位となった。
また海外勢では男子1500mでノルウェーのJ.インゲブリクセン(24)が3分38秒79で優勝。レースは前半、後方につけるも700m地点で一気に加速しトップに立った。そのままラストスパートをかけ、逃げ切ると最後は右手人差し指を突き上げフィニッシュ。インゲブリクセンは3000mとの2冠を果たした。
女子1500mではエチオピアのG.ツェガエ(28)が大会記録の3分54秒86で圧勝した。
女子走高跳は世界記録保持者のY.マフチク(23、ウクライナ)の2大会ぶりの優勝が期待されるも1m95で銅メダルを獲得。オーストラリアのN.オリスラガース(28)が1m97で連覇を達成した。
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