去就に注目が集まるアレクサンダー・アーノルド [写真]=Getty Images リヴァプールに所属するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドのレアル・マドリード移籍が現実味を帯びているようだ。24日、ドイツメディア『スカイスポーツ』や『ESPN』が伝えている。
現在26歳のA・アーノルドはリヴァプールの下部組織出身で、2016年10月に18歳でトップチームデビューを飾った。ユルゲン・クロップ前監督の下で徐々に出場機会を増やすと、右足から放たれる正確無比のキックを武器に多くのゴールを演出。現在に至るまで右サイドバック(SB)の主軸として活躍し続けており、公式戦349試合で22ゴール87アシストをマークしている。
そんなA・アーノルドの現行契約は今年の6月末で満了に。すでに契約最終年も終盤に差し掛かっているが、現時点で契約延長の目処は立っておらず、今シーズン終了後のレアル・マドリード移籍がかねてから噂されている。
今回の報道によると、レアル・マドリードはA・アーノルドを今夏にフリートランスファーで獲得するべく交渉を進めており、2030年6月末までの5年契約締結で大筋合意に達した可能性があるという。完全な合意については保留中だが、レアル・マドリードは年俸1500万ユーロ(約24億円)やパフォーマンス関連のボーナスに加え、移籍金に相当する額の契約金という好条件を提示しているようだ。
一方で、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、レアル・マドリードがA・アーノルドの契約状況を注視していると前置きした上で、リヴァプールは売却の意向を示しておらず、選手本人の意思も現時点では不透明だと伝えている。
なお、リヴァプールはA・アーノルドとの契約延長の可能性について、それほど高い期待は抱いていない模様。仮に同選手の退団が濃厚となれば、レヴァークーゼン所属のオランダ代表DFジェレミー・フリンポンの獲得に乗り出す見込みと報じられている。