
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第150回】みんながあまり注目してないけどじゃいさんが気になる馬のこと知りたいです。意外と気付いてないことありそうで。(30代・男性・会社員)
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愛知杯は混戦の中、推奨馬の10番人気ワイドラトゥールが勝利! 同じく推奨馬の8番人気グランテストは惜しくも4着でした。
ただ本命馬が惨敗。阪神大賞典は対抗の7番人気のマコトヴェリーキーが2着。こちらも本命馬が6着と微妙に予想がズレている。
来週は高松宮記念でGIがまた始まるのでピント合わせていきたいと思います。
それでは質問へ。
みんなが注目してないけど僕が気になる馬とのことですが、これはまさに僕の真骨頂的な部分でもあるんです。馬に限らず、自分だけが発見したり、他の人が気が付かない部分に気が付く、これは僕の得意分野というか、ほぼ癖に近いですかね。
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これは何故か幼少期からなんです。世の中とか物事とかなんか斜めに見ちゃうというか、ひねくれ者というか、まあ根暗で考え過ぎちゃう感じですかね。長所でもあり、短所でもあると思います。
こういうタイプはあんまり人に好かれないです。友達もあんまり出来ないです。集団行動とかも苦手です。
でも、自分では気に入ってるんです。
物事を一定の方向から見る人が大多数ですが、視点を変えたり、ずらしたり、裏から見たりすると、また違った景色が見えます。
これが自分の中で面白いし、楽しいのです。
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コントを作る時も、こういう部分が結構役に立ちました。
過去の偉人たち、ガリレオ、ニュートン、アインシュタインなどもそういうタイプなんでしょう。
普通に生きてたら、地球が丸いことには気付かないでしょう。重力なんて発想は出てこないでしょう。時間の速さは一定ではないなんて思い付かないでしょう。
頭の良さもあるでしょうが、見ている角度が人と違うというのは発見、発明には欠かせないと思います。
ギャンブルでも、これが勝てる要因になっているのです。
人と同じような発想で、人と同じような行動をしていると勝ちづらいのですが、人が見てない部分を見たり、人より深く入り込むことで、攻略が出来たりします。勝ちへの道筋が見えたりします。
そして、本題の競馬になりますが、競走馬のことで言えば、まずはデビューからの成績。新聞には近走の成績しか載ってなかったりしますが、デビューから見ます。
着順も2着だと好成績に見えますが、2秒離された2着もありますし、逆に0.3差の10着もあります。そこはまずレースを見ましょう。昔と違い、今は簡単に過去のレースが見れます。みんなが競馬が上手くなっている要因でしょう。
好走条件もあります。例えば休み明けが走るとか、距離短縮が走るとか、1レースおきに好走するとか、道悪に強い、左回りは走る、スローペースだと好走、揉まれると弱い、洋芝だと走る、暑い時期は走る、偶数枠だと走る、騎手との相性などなど、あげたらキリがないですが、とにかく人より深く入り込むことで見えてくるものがあります。
最終的な質問の答えになりますが、僕自身が気になる馬は、1つ挙げるなら潜在能力が高いのに、近走の凡走で人気を落としている馬ですかね。
もちろんまた凡走をすることもありますが、それによってまた人気を落とします。そんな馬がどこかで勝てれば高配当になる可能性が高いです。もちろん一生勝てないことも考慮しつつですが。
3月12日にあったダイオライト記念のセラフィックコールは頭固定で的中しました。地方なので2番人気でしたが。逆にアルレッキーノのような過剰人気の馬は外します。
とここまで書いたものの、まあ競馬は難しいですね。たまに当たれば十分です。
その時は当然高配当で回収しましょう。
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じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。
構成・撮影/キンマサタカ
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