フィギュアスケートの世界選手権が米ボストンで開催される。史上5人目の女子4連覇が懸かる坂本花織(シスメックス)らが出場。来年2月に控えるミラノ・コルティナ五輪の予選を兼ね、日本勢は男女で最大3の五輪出場枠獲得が目標となる。
競技は26日(日本時間27日)から始まり、第1日は女子とペアのショートプログラム(SP)が行われる。注目は3連覇中の坂本。今季前半は内容重視の姿勢だったが、2月の冬季アジア大会を2位で終え「自分に勝つ気持ちでやらないとダメ」。今季のGPファイナル優勝のグレン(米国)、4大陸選手権王者のキム・チェヨン(韓国)らとの争いへ「優勝を目指す」と結果にこだわる。2年連続出場の千葉、3年ぶり出場の樋口も上位の力がある。
ペアは三浦璃来、木原龍一組が2年ぶりの王座奪還を目指す。昨季は木原の腰椎分離症の影響でシーズン前半の主要大会を欠場も、今季はケガなく活躍中。GPファイナルではハゼ、ボロディン組(ドイツ)と11・39点差の2位となっており、巻き返せるか。SPの自己ベストが60・32点の長岡、森口組は、前回大会フリー進出ラインの54・69点超えが1つの目安となりそうだ。
◆五輪出場枠 日本の男女シングル、ペアは世界選手権で上位2人(組)の順位の合計が「13」以内なら最大の3枠、「14〜28」なら2枠を獲得。日本から1組出場のアイスダンスは順位が「2」以内なら3枠、「3〜10」なら2枠獲得。「11」以下の場合は順位や他国の成績次第で決まる。
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