【フィギュア】鍵山優真のそばに世界的振付師「熱に負けないように」佐藤駿、壷井達也と公式練習

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2025年03月26日 10:48  日刊スポーツ

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世界選手権の公式練習後に笑顔で取材に応じる鍵山優真(撮影・藤塚大輔)

<フィギュアスケート:世界選手権>◇25日(日本時間26日)◇米ボストン◇男子公式練習



【ボストン=松本航、藤塚大輔】銀メダル3度の鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が、心強い援軍を好演技につなげる。


午後7時半(日本時間26日午前8時半)から、この日2度目の練習。初めて本番用リンクで滑り、ショートプログラム(SP)「サウンド・オブ・サイレンス」をかけての通しで4回転−3回転の連続トーループ、4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)を全て着氷させた。観客から大きな拍手が送られ「ショートに関しては、以前より曲調を少し編集して初のお披露目だったので、ちょっと不安な部分もあったんですけど、すごく盛り上がってくれたので、気持ち良かったです」とほほ笑んだ。


リンクサイドには父の正和コーチ、カロリナ・コストナー・コーチに加え、今季の演目を担当する世界的振付師のローリー・ニコルさんが立った。練習の合間にもニコルさんから助言を受け「ローリーが(練習のリンクサイドに)行く気満々で。(直前に)カナダで練習している時もすごく僕と同じぐらいの熱、それ以上の熱で、チームみんな、コーチが本当に丁寧に教えてくださったので、僕も熱に負けないように頑張りたい」と決意を新たにした。


初出場の佐藤駿(エームサービス/明治大)はSPの曲をかけての通しで4回転ルッツ、4回転−3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)を全て着氷。手応えをにじませながら「会場が思ったより大きかったので、すごく緊張もありました。氷の感触はすごく良かったですし、状態としてもいいと思うので、この調子で明日、明後日といければいいかなと思っています」と誓った。


同じく初出場の壷井達也(シスメックス)は、曲をかけての通しで転倒した4回転サルコーを繰り返し確認した。会場は米NBAのボストン・セルティックスの本拠地として知られているTDガーデンで、大規模となるが「大きな会場で滑るのは全日本(選手権)、NHK杯とかで結構慣れてる部分ではある。あまり縮こまらず、全力で立ち向かっていきたいと思います」と自らへ言い聞かせた。


SPは27日午前11時5分(日本時間28日午前0時5分)から行われる。今大会は26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の国・地域別出場枠が懸かっており、日本勢上位2人の合計順位が「13」以内で最大3枠確保となる。

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