ナイトオブファイア(ユーザー提供:natsumiさん) 3月26日(水)に大井競馬場で行われる京浜盃(3歳・JpnII・ダ1700m)。全日本的なダート競走の体系整備により、昨年からダートグレード競走に格上げされた。三冠初戦に向けた前哨戦という意味では、中央競馬のスプリングSや弥生賞にレースの立ち位置は近い。
5着以内に入ったJRA所属馬の上位2頭、および地方所属馬の上位2頭に羽田盃への優先出走権が与えられる。羽田につながるレースを駆け抜け、直行切符を手にするのはどの馬か。発走予定日時は26日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。
■ナイトオブファイア(牡3、大井・渡辺和雄厩舎)
23年の南関東三冠馬ミックファイアと同調教師×同馬主。ここまで無傷4連勝中で、いずれも単勝1倍台の圧倒的な支持に応え、上がり最速の末脚を繰り出し快勝している。前走も抑えきれない手応えで先頭に立ち、ほとんど追われることなく上がり36.8秒を記録。相手関係は大幅に強化されるが、タイトルをつかみ主役候補に躍り出るか。
■ナチュラルライズ(牡3、美浦・伊藤圭三厩舎)
昨夏のデビュー戦は2着に6馬身差、3着以下には大差を付ける完勝。続くカトレアSは道中で頭を上げるしぐさ、直線でモタれる面を見せながら勝利と、粗削りながらも確かな素質を見せた。全日本2歳優駿はスタートで出遅れ、リズムを欠いて4着に敗戦。新馬戦の走りから右回りのほうが良さそうで、今回は巻き返しを期す。
■ソルジャーフィルド(牡3、北海道・川島洋人厩舎)
昨年5月の初陣が2着も、2戦目から3連勝。ブリーダーズゴールドジュニアC、サンライズCでは、今回も出走するリコースパローの後塵を拝したが、JBC2歳優駿でリベンジを果たし、ビッグタイトルを手にした。全日本2歳優駿は不慣れな左回り、小回りながら3着。広い大井コースなら、より末脚が生きそうで、再び重賞制覇を期待したい。
■ハッピーマン(牡3、栗東・寺島良厩舎)
兵庫ジュニアグランプリで1番人気に応えて初タイトルを獲得し、続く全日本2歳優駿でも見せ場たっぷりの2着に健闘した。前走のヒヤシンスSではスタートでわずかに立ち遅れ、最内枠だったこともあり、自ら動けないポジションで末脚が不発だった。距離延長はカギになるが、今度は発馬を決めて、上位進出を目指したい。
そのほかにも、ホッカイドウ競馬所属時に重賞2勝を挙げたリコースパロー(牡3、大井・荒山勝徳厩舎)、東海地区で重賞連勝中のページェント(牡3、愛知・塚田隆男厩舎)、ブルーバードCで地方馬最先着のウィルオレオール(牡3、北海道・小国博行厩舎)などが出走を予定している。