2連覇中の“女王”浦和が楠瀬直木監督との契約解除を発表…後任は堀孝史氏に決定

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2025年03月26日 11:31  サッカーキング

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三菱重工浦和レッズレディースは26日、楠瀬直木監督との契約解除を発表 [写真]=Getty Images
 三菱重工浦和レッズレディースは26日、楠瀬直木監督との契約を3月25日付けで解除したことを発表した。なお後任は、堀孝史氏に決定したことも併せて伝えている。

 1964年4月17日生まれの楠瀬氏は現在60歳。読売クラブ(東京ヴェルディの前身)と本田技研工業フットボールクラブ(Honda FC)でプレーしたプロキャリアを引退した後、指導者へと転身した同氏は、東京ヴェルディユースやU−17日本女子代表などの監督を歴任した。そして、2021年2月から三菱重工浦和レッズレディースで指揮を取り始めると、目下WEリーグ2連覇中。今シーズンは、1試合未消化の第15節終了時点で、首位と勝ち点差5の3位につけていた。

 解任が発表された楠瀬氏は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「サポーター並びに関係者のみなさま シーズン途中ではありますが、契約解除の命を受けチームから退く事ととなりました。三菱重工浦和レッズレディースに来て約5年、サポーターの方々とタイトルを取れた事は私の財産です。いつも熱い声援をありがとうございました。また、夜遅くまで映像編集やトレーニングの準備に励んで一緒に戦ってくれたスタッフのみなさん、毎日のトレーニングを明るく、逞しく取り組み、日々成長し、逆境を跳ね返しタイトルを取ってくれた選手のみなさん、本当に素敵な時間でした。全てが私の誇りです。力及ばずチームを離れてしまいますが、今後のご活躍を心より願っております。チーム、サポーター及びパートナー企業、関係者の方々に幸あることを心より願っております。歴史ある浦和レッズの一部となり、みなさんと戦えた事に感謝しております。ありがとうございました」

 楠瀬氏の後を引き継ぐことになる堀孝史氏は、1967年9月10日生まれの現在57歳。現役時代に活躍した浦和レッズで指導者キャリアを積むと、シーズン中の監督解任に踏み切った2011年と2017年には、その後任としてトップチームの立て直しを担い、後者ではACL優勝にも導いた実績がある。また、東京ヴェルディ(2021年9月に途中就任)とベガルタ仙台(2023年7月に途中就任)でも“火消し”の役割を任されていた。

 女子チームの指導は初となる堀氏は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「浦和レッズに関わるすべてのみなさま、こんにちは。このたび、三菱重工浦和レッズレディースの監督に就任しました堀孝史です。選手、指導者として多くの時間を過ごした思い入れのあるクラブで監督をつとめられることに大きな喜びと責任を感じております。女子サッカーの指導は初めてですが、今まで経験してきたものをチームと選手の成長に繋げたいと考えています。シーズン途中での就任ですが、選手たちが躍動するサッカーで、ファン・サポーターのみなさまに感動と勝利をお届けできるように全力を尽くします。よろしくお願いいたします」 

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