
■MLBオープン戦 エンゼルスードジャース(日本時間26日、エンゼルスタジアム)
ドジャース大谷翔平(30)が26日、エンゼルスとのオープン戦に“1番・DH”でスタメン出場、最後のオープン戦は第2打席でフェンス直撃のツーベースを放ち、2打数1安打。オープン戦の成績(日本でのプレシーズンゲームも含む)は27打数8安打、打率.296、2本塁打、3打点でアメリカ開幕戦を迎える。
前日25日の試合は2三振で終わった大谷、D.ロバーツ監督(52)は「打席の感覚を確かめたかったんだと思う」と話し、アメリカ開幕に向けての調整を口にした。オープン戦最後の試合も“1番・DH”でスタメン出場。さらに2番には体調不良で日本開幕シリーズから欠場していたM.ベッツ(32)がショート、3番にF.フリーマン(36)と“MVPトリオ”がそろった。
エンゼルスの先発は今季ローテーション入りを手にした身長2m1cmの右腕、J.コハノウィッツ(24)。1回の第1打席、カウント2−0から外角低め95マイル(153キロ)のシンカーを空振り、そして、4球目、内角高めやや甘く入ってきた89マイル(143キロ)のカーブを打ち損じて、レフトフライに倒れた。
2番・ベッツは2球目を打ってサードゴロ、実戦から離れていたがバットはしっかりと振れていた。2回にショートフライを捕球すると、野球少年みたいに笑顔を見せた。25日のインタビューでは「僕はただプレーしたいだけなんだ。座っているのも疲れたし、吐くのも疲れた。ただプレーしたいだけなんだ」と苦悩を語ったベッツ、ようやく戻ってきたフィールドで楽しそうにプレーしていた。
|
|
3回、大谷の第2打席、しっかりボールを見極めて、フルカウントから内角低め96マイル(154キロ)のシンカーを完璧に捉えて、右中間へ。しかし、ラインドライブがかかってしまい、フェンス直撃のツーベース。打球速度は160キロ、飛距離は116.4m、打球角度が23度とやや角度が付かなかった。ベッツの第2打席はファーストファウルフライに終わった。
大谷は6回の打席で代打を送られて途中交代、オープン戦最終戦は2打数1安打、ベッツは3打数無安打も守備では伸び伸びとプレーしていた。ドジャースは“MVPトリオ”がそろって、アメリカ開幕戦を迎える。