22年のNHKマイルCを制したダノンスコーピオン(22年5月撮影、ユーザー提供:Askaさん) 22年のNHKマイルC覇者のダノンスコーピオン(牡6、栗東・福永祐一厩舎)が、マーチステークス(4歳上・GIII・ダ1800m)でダートに初挑戦する。
ダノンスコーピオンは父ロードカナロア、母レキシールー、母の父Sligo Bayの血統。母は14年のカナダの年度代表馬。19年にはカナダ競馬名誉の殿堂入りを果たしている。
ここまで21戦4勝。2歳時に萩Sを制し、朝日杯FSはドウデュース、セリフォスに続く3着。3歳を迎え、アーリントンCで重賞初制覇を果たすと、続くNHKマイルCでGIウイナーの仲間入りを果たした。しかし、その後は勝ち星なし。とりわけ4歳以降は12戦して24年の京王杯スプリングCの4着が最高着順。実に9戦が2桁着順で、近3走も着差こそ0秒5以内だが、勝ち負けには届いていない。
今回は22戦目にして初のダート挑戦となる。福永祐一調教師の策が嵌まって、待望の復活となるか。メンバー中唯一となるGI馬の走りに注目したい。