大阪杯に出走予定のベラジオオペラ(撮影:井内利彰) 4月6日に阪神競馬場、芝2000mで行われる大阪杯。このレースへの特別登録を済ませている各馬が今朝26日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
昨年の覇者、ベラジオオペラ(栗東・上村洋行厩舎)は朝一番のCWで上村洋行調教師が騎乗。ここ2週は先行する併せ馬だったが、今朝は3頭併せの最後方。向正面に入った時の先頭との差は6馬身か7馬身くらいあったが、5F標識の手前では4馬身ほどのところまで詰めてくる。その加速がスムーズなところに好調を感じる。
最後の直線に向くと、あっさりとセオとアルマヴェローチェを捕まえて最先着。時計は6F80.9〜5F66.5〜4F52.0〜3F37.0〜2F22.7〜1F11.1秒をマーク。昨年の大阪杯1週前追いと時計はほぼ同じだが、3頭併せの分、負荷がしっかりかけられている。
ボルドグフーシュ(栗東・宮本博厩舎)は吉田隼人騎手が跨って、CWでの併せ馬。古馬2勝クラスを追走して最後の直線では内から追い抜いていく形で先着。時計は6F77.9〜5F63.2〜4F49.4〜3F35.2〜2F22.2〜1F11.1秒。長期休養明けの2戦は坂路オンリーの追い切りだったので、CWは久しぶり。時計も含め、絶好調時の動きを彷彿とさせる走りだった。
アルナシーム(栗東・橋口慎介厩舎)は、1回目のハローが終了した直後のCWで横山典弘騎手が騎乗。前半から気持ちよくスピードに乗って、後半までしっかりした脚色で時計は6F77.9〜5F63.6〜4F50.0〜3F36.1〜2F22.7〜1F11.3秒。前半決して無理したわけではないので、ゴール前の手応えも楽だった。
(取材・文:井内利彰)