東武東上線に新型車両、“舟”コンセプト「今までにない印象に残る大胆な先頭形状」

東武鉄道は3月26日、東上線に新型車両90000系を、2026年から導入すると発表した。

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新型車両90000系は、現在東上線を運行している9000系の代替車両として導入するもので、最新機器の搭載や効率的な機器構成により、9000系と比較して消費電力を40％以上削減。高い省エネ性能により環境負荷低減を図るとともに、快適な室内空間を提供することでサービス向上を図る。

また、東武グループが目指す「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を念頭に、東上線エリアにおける人や物流のルーツが荒川や新河岸川の“舟運”にあることに着目。車両デザインは、「地域と人と未来をつなぐ わたし舟」をコンセプトにした。

具体的には、エクステリアは高瀬舟の船底から着想した前面下部から反り上がるように丸みを持たせた逆スラント式とすることで、今までにない印象に残る大胆な先頭形状を採用。インテリアにおいても“舟運”をイメージしたデザインを目指し、袖仕切り部には立涌柄、床には枯山水をイメージした柄を採用したほか、全体的な配色は、シンプルかつ飽きの来ない、素材の良さを活かした選定とすることで、気持ちが安らぐような落ち着いた客室空間を表現した。

加えて、貫通引き戸両脇部や袖仕切り部のガラス化、側引き戸窓を従来車と比較し床方向へ拡大することで、より開放的な客室空間を表現している。

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