丸井グループ(東京都中野区)は、クラウドソーシングサービスを運営するランサーズ(東京都渋谷区)と共同で、フリーランス向けのクレジットカード「ランサーズカードVisa」を発行した。信用力が担保しにくいフリーランスの業務実績が個人の信用に反映され、支払いの選択肢をこれまで以上に増やすことを目指す。
勤務先入力が不要で申込みでき、クラウドソーシングサービス「Lancers」での仕事の実績が入会時・入会後も利用可能枠の審査に反映し、フリーランスとして働いた仕事の実績が信用として積み上がる。
定期収入が見込まれる会社員の働き方を前提としたこれまでのリボ払い・分割払いに加え、フリーランス個々の収支の状況に合わせて、支払いを最長6カ月先に変更できるスキップ払いを追加。毎月の返済額を収入に合わせて調整できる。
フリーランスならではのリスクから事業を守る賠償責任保険など、さまざまなサービスを利用でき、安心してフリーランスが業務に集中できるようサポートするという。
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デザインは、Lancersで公募し、総数535件のデザイン提案の中から2作品を選出した。
丸井グループは「昨今働き方の多様化が進み、2020年に1000万人あまりだったフリーランス人口は、2025年には2200万人に増加する見通し」だとした上で、「フリーランスという働き方を選択する人の中には、『信用力の担保』や『金銭面の安定』といった課題を抱える人も増えている」と指摘。
「こうした課題を解消するため、ランサーズのフリーランス向け受発注プラットフォームでの仕事実績などのデータと、丸井グループの『信用の共創』に基づく与信哲学を基盤とした与信ノウハウをかけ合わせ、専用のクレジットカードの発行が実現した。今後も両社の共創をさらに深化させ、ファイナンシャル・インクルージョンの実現へ向けて取り組んでいく」とコメントしている。
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