『チ。‐地球の運動について‐』、窪田正孝・三浦透子ら出演で舞台化決定 脚本は長塚圭史【コメントあり】

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2025年03月26日 17:24  ORICON NEWS

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漫画「チ。-地球の運動について-」舞台化決定
 魚豊の同名漫画を原作とした舞台『チ。-地球の運動について-』が上演されることが決定した。

【場面カット】えっ!死んだはずのラファウが青年に?『チ。』最終話

 本作は、地球の真理を知ることに魅せられ命を懸ける人間たちを描いた衝撃作。舞台化にあたり、世界で活躍するクリエイター陣、そして個性の強い豪華俳優陣が集結。身体表現・芝居・歌や演奏を融合させ、新たな「チ。」が劇場に生まれる。

 原作は、『ビッグコミックスピリッツ』にて2020年に連載が始まるとまたたく間に全国規模の人気となり、『マンガ大賞2021』では第2位にランクイン、『第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞』を受賞するなど高く評価された。NHK総合にて放送され先日最終回を迎えたばかりのアニメ化も大きな話題となった。

 舞台化の演出は、日本ではミュージカル『100万回生きたねこ』や百鬼オペラ『羅生門』を手がけてきたアブシャロム・ポラック。脚本の長塚圭史と共に、漫画の魅力をライブパフォーマンスとして立ち上げていく。

 音楽に阿部海太郎、振付にエラ・ホチルドと世界で活躍するクリエイターを迎え、また出演者にも個性の強いメンバーが集結。窪田正孝、三浦透子、大貫勇輔、吹越満、成河、森山未來など芝居だけでなく身体能力も高い俳優陣が、ただの舞台化ではない作品を創り上げる。身体表現、芝居、歌や演奏を融合させ、新たな「チ。」が劇場に生まれる。

 本公演は、10月に東京・新国立劇場 中劇場にて上演され、11月にはツアー公演予定。


【原作者・クリエイター・キャストコメント】

■原作著者:魚豊
光栄の限りです。"コマ"がどの様に"板"に変換されるのか、ただただ楽しみです!

■脚本:長塚圭史
魚豊さんのセリフが素晴らしいんです。漫画を読んでいる時とはまた違ったそれぞれの人物の魅力が漂います。もちろん全てのキャラクターが魅力的に立ち上がっていく作品になるのですが、ノヴァクという異端審問官の視点に注目しました。彼は周りが追い求める真理への情熱や欲望とは全く別なところ、徹底的に俗世を、現在を生きるんです。でもこの世界の常識を覆す地動説に猛烈に関わっていく。ここを起点に演劇としての血が流れるよう準備していきたいと思っています。

■演出:アブシャロム・ポラック
ホリプロを通じて「チ。」という作品とその舞台化の構想に出会ったとき、私は一瞬で心を奪われました。これまで世界中の漫画やグラフィック・ノベルに親しんできましたが、「チ。」はまさに傑作です。この舞台化の旅では、これまで共に創作してきた大切な仲間であるMirai、Songha、Yusuke、Umitaroと再びタッグを組めること、そして新たに情熱あふれる才能豊かな方々とご一緒できることに胸が躍ります。この物語に舞台で命を吹き込み、新たなお客さまにお届けする一方で、長年のファンの皆さまにはさらに深く没入できる体験をお届けできることは、大きな喜びであり光栄です。舞台版では、「チ。」の魅力を新鮮かつ躍動的に表現し、その輝きを多様なお客さまと分かち合いたいと願っています。

■音楽:阿部海太郎
地動説に魅了されてきた人々を想像し、思いを寄せることができるのは大きな喜びです。幼いころ宇宙について考えるのが好きでした。私もまた、測り知れないものに触れることが好きだからです。夜、沈黙の彼方に現れる天体の音楽を想像すること、そして素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと取り組めることをとても楽しみにしています。

■振付:エラ・ホチルド
再びアブシャロム・ポラック、そして才能あふれる日本のアーティストたちと共に創作できることを、心から光栄に思います。疑うことすら許されないものに問いを投げかける恐れと興奮、運命に抗うことの重み、そして世界を動かそうとする者たちの止められぬ衝動。そのすべてを体現するライブ体験を創り上げることに胸が高鳴っています。

■窪田正孝
「私たちの人生はどうしようもなくこの時代に閉じ込められている。それでも、この世に期待したい。」原作の真理に満ちた文字たちが脳に響き渡ったあの感覚が今でも忘れられません。「チ。」を舞台で体現できる喜び、スタッフキャストの美しさ。僕にとって紛れもない正義を与えてもらいました。持てる全てを曝け出し挑んでいきたいです。

■三浦透子
原作を拝読し、学ぶ自由、疑う自由との戦いに心が震えました。芝居・踊り・歌、様々な表現を通して創る作品の世界を体現できるよう、出来うる限りの心と時間を費やす覚悟です。沢山の方に愛されているこの「チ。」という作品に最大限のリスペクトを持ち、スタッフ・共演の皆様から学びながら、自分の表現を磨いていければと思います。

■大貫勇輔
僕が大好きな漫画である、「チ。」に参加できることが、本当にうれしいです!演出のアブシャロムさんと森山未來さんとは『100万回生きたねこ』の初演以来。素晴らしいキャストの方々と、世界初演のこの作品をクリエイションできることにすごく興奮しています!主人公が何人も出てくるこの入り組んだ作品をどう形にしていくのか。尊敬している長塚圭史さん、海太郎さんの脚本と音楽も今からとても楽しみです。皆様もきっと観たことないであろう世界、楽しみにしていてください!

■吹越満
だいたいの舞台というものは、大きく3つの種類に分けられる。例えば、1.10cmは10cmである舞台。2.10cmを2cmとする舞台。3.10cmを1メートルでみせる舞台。4.10cmを50グラムで表現する舞台。5.10cmとは雨に濡れる赤いハイヒールである、な舞台。んあ?あ、5つか。いや、嘘つきましたすいませんつまりは、種類は無限にあるんでしょう。しかし、嫌いなものをたくさん発見してもしょうがないのです。いつもの慣れたものでお茶を濁すより、無限にあるものの中からまだみぬお気に入りを探す。アブシャロムさんとの仕事は、そんな感じになるといいです。楽しみです。

■成河
アブシャロムというひとは凄いひとです。凄い役者で、凄い演出家です。『100万回生きたねこ』の時、僕は彼から俳優として身体操作すること、その深み、喜びを学びました。さらに、ねこ先輩である森山未來さんまで一緒とは。まるでご褒美のような気分です。原作のエネルギー迸る作画と、加速力ある物語。このメンバーでなら、未だ誰も足を踏み入れたことのないような舞台化の領域を探索出来ると確信しています。

■森山未來
以前より愛読していた「チ。」を、心から信頼するクリエイター・キャスト陣と共に舞台化できることを嬉しく思っております。いつの世も混沌とした人間世界ではありますが、この作品が、コペルニクス的転回とまでは言わないまでも、みなさまが日々を生きる地球への見方を少しでも変容させるものになることを願っています。

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  • 某スノーボーター「チ・・・反省してまーす!」
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