道頓堀のくいだおれビル、新装開店 伝統芸能のXRシアター、パフォーマーの舞台も

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2025年03月26日 18:00  OVO [オーヴォ]

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ショーの企画・演出を担う蛯名健一さん(左から2人目)とパフォーマーら

 「くいだおれ太郎」で知られる、大阪・道頓堀の商業施設「中座くいだおれビル」が3月26日、新装開店した。飲食施設やパフォーマーのショーなどのほか、4月からは伝統芸能を仮想体験できるXR(クロスリアリティ)シアターもはじまり、国内外からの来訪者が楽しめる観光拠点となりそうだ。


 旅行大手JTBは、5階で複合エンターテインメント施設を運営。カフェ併設のXRシアターで、伝統芸能の雅楽、能、狂言の舞台、バーチャルアーティストのライブが仮想体験できる。博物館など以外で、伝統芸能がXR視聴できるシステムは国内で初めて。インバウンドの増加に対応し、英語の字幕も付けた。XRシアターのICT基盤構築はNTTコミュニケーションズ、コンテンツ開発はNTTコノキューが手がけた。

 同じ場所でナイトクラブが開く午後7時以降は、世界的なパフォーマー・蛯名健一(えびな・けんいち)さんが総合企画・演出を担当するショーも。セレブリティーのそっくりさんやマジックなどのパフォーマーが登場する。大阪・関西万博の期間中は、1ドリンク付きで4000円の入場料が、1000円となり、お得だ。


 JTBの担当者は、「どちらかというと『食』(のイメージ)が先行する道頓堀だが、エンターテインメントの充実を通してさらなる魅力づくりに貢献したい」と語った。同社はビル内に日本酒を提供する有料ラウンジも開設する。

 くいだおれビルは、1〜4階までお好み焼き、牛カツ、串揚げなどの飲食店やゲーム娯楽施設、カラオケ店が入居。6階には、吉本興業が運営するレストランシアターがあり、お酒などの飲み物、食事を味わいながら芸人の舞台をライブで楽しめる。


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