伊藤洋輝の活躍に期待…バイエルン守備陣に“大きな痛手”　A・デイヴィスとウパメカノが代表戦の負傷で長期離脱へ

　バイエルンは26日、カナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスとフランス代表DFダヨ・ウパメカノが3月のインターナショナルウィンドウ（国際Aマッチウィーク）で負傷したことをクラブ公式サイトで発表した。

　デイヴィスは、23日に行われたアメリカ代表戦の序盤に負傷し、開始12分で途中交代を余儀なくされていた。バイエルンに戻り、診断を受けた結果、右ひざの十字靭帯断裂と判明し、26日に手術を受けることが発表された。今回の負傷により、数カ月の離脱が決定している。

　一方、ウパメカノは23日に行われたUEFAネーションズリーグ準々決勝第2戦でフル出場し、PK戦までもつれ込む激闘を戦い抜いたが、左ひざに遊離体（関節ねずみ）があることが判明し、数週間の離脱が決定したことが発表された。

　バイエルンのスポーツ部門取締役を務めるマックス・エーベル氏は「残念ながら、代表戦で負傷するリスクは常に存在する。今回は特に大きな打撃を受けた。アルフォンソ・デイヴィスとダヨ・ウパメカノの欠場はバイエルンにとって大きな痛手となる」としつつも、「今のチームは強力であり、欠場選手を補うことができる戦力があるし、これからさらに団結を深めていきたい。大きな目標を目指し続けられるだけのクオリティは十分に保持している」と前向きなコメントを残している。

　今季ここまで左サイドバックで公式戦31試合に出場してきたデイヴィスとセンターバックとして公式戦33試合に出場してきたウパメカノが離脱することになったバイエルン。伊藤洋輝やヨシプ・スタニシッチら長期離脱から復帰した選手たちの活躍に期待がかかる。