高松宮記念に出走予定のサトノレーヴ(撮影:高橋正和) 春の短距離王決定戦・高松宮記念。芝1200mの電撃戦は波乱含みの展開が多く、過去10年でも3連単で、19年の449万7470円、22年の278万4560円と超特大の配当が出ている。今年も中京のタフな直線を制するのはどの馬か、注目の一戦だ。
1.海外組は実績馬なら信頼度高い
前走が海外競馬だった馬は過去10年で[3-0-2-9]、複勝率は35.7%と高水準。特に前走香港スプリント組は[2-0-1-3]で複勝率50.0%と安定した成績を残している。海外G1で実績を残した馬なら信頼度はさらにアップする。
2.同距離ローテが圧倒的
高松宮記念はスプリントGIということもあり、前走と同じ距離(1200m)を使われた馬が圧倒的に強く、過去10年で[9-3-6-89]、複勝率16.8%、複勝回収率も175%と優秀。一方、距離短縮組は[1-7-4-61]で複勝率16.4%、回収率45.2%と、率ではあまり変わらないが、妙味は薄い。
3.前走の4角先頭が好成績
過去10年のデータでは前走4角を先頭で通過した馬の複勝率は27.8%と高く、複勝回収率も211%と穴狙いにも有効なデータだ。逃げ馬や先行力のある馬を狙う際には、このデータを重視したい。
サトノレーヴは前走が海外の香港スプリントで3着。昨秋のスプリンターズSでは7着に敗れたが、その前は重賞を連勝していたように、やはり力がある。ここは海外帰りの相性が良いレースで、いきなりのGI制覇も十分ありそうだ。