谷川萌々子、女子CL準々決勝で“アシスト”記録も終盤に負傷退場…所属するバイエルンはリヨンに敗れて敗退

　女子チャンピオンズリーグ（WCL）準々決勝・セカンドレグが26日に行われ、リヨンとバイエルンが対戦した。

　18日開催のファーストレグでは、ホームで0−2の敗戦を喫したバイエルン。アウェイで迎えたセカンドレグは、日本女子代表（なでしこジャパン）MF谷川萌々子が右のアタッカーとして先発に名を連ねた。試合は33分にバイエルンが先制に成功。中盤左でのインターセプトからカウンターに転じ、クララ・ビュールが谷川とのワンツーを経由してボックス内に侵入する。マーカーとの1対1を縦に仕掛けて左足を振ると、グラウンダーのシュートはポストを弾いてゴールイン。バイエルンが谷川のアシストを起点にスコアを動かした。

　しかし、後半に入るとリヨンの攻撃陣が牙を剥く。キックオフから約26秒で同点弾を奪うと、54分にはカディディアトゥ・ディアニが逆転ゴールをマーク。追い込まれたバイエルンだったが、6分後には鮮やかなロングカウンターで追加点を被弾する。

　さらに89分、谷川にアクシデントが発生。味方のパスを追いかけた際に相手選手と接触し、左足首を痛めてピッチに倒れ込んでしまう。そのままプレー続行が不可能となったが、バイエルンは交代枠を使い切っていたため10人での戦いを強いられることになった。

　結局、後半アディショナルタイムにもリヨンが1点を加え、ゲームは4−1で終了。2戦合計6−1でバイエルンを撃破し、準決勝へと駒を進めた。なお、MF長谷川唯らが所属するマンチェスター・シティ・ウィメンズとFW浜野まいかが所属するチェルシー・ウィメンの準々決勝・セカンドレグは27日開催予定となっている。

【スコア】
リヨン　4−1（2戦合計：6−1）　バイエルン

【得点者】
0−1　33分　クララ・ビュール（バイエルン）
1−1　46分　メルキー・デュモーネイ（リヨン）
2−1　54分　カディディアトゥ・ディアニ（リヨン）
3−1　60分　タバサ・チャジンガ（リヨン）
4−1　90＋4分　アーダ・ヘーゲルベルグ（リヨン）