
■フィギュアスケート世界選手権(日本時間27日、アメリカ・ボストン)
ペアのショートプログラムが行われ日本の三浦璃来(23、木下グループ)木原龍一(32、木下グループ)の“りくりゅう”ペアが首位スタートした。
23年の覇者“りくりゅう”ペアは最終組の最初、全体の20番目に登場した。冒頭のリフトは木原が豪快に投げしっかりキャッチ、続く3回転トウループもなんとか合わせ、三浦を力強く持ち上げるリフトは木原の頭上でスムーズに回転し、会場を沸かせた。
大きなミスはなく、安定感のある演技を見せた“りくりゅう”ペア。シーズンベスト77.79点には届かなかったが76.57点で残り3ペアを残してトップに立った。その後もトップを守り、2位のイタリアペア(74.61点)と約2点差でフリーへ、2年ぶりの優勝に向け幸先よく首位スタートを切った。
初出場の⻑岡柚奈(19、⽊下アカデミー)、森⼝澄⼠(23、⽊下アカデミー)の“ゆなすみ”ペアは第2組で緊張した面持ちで登場。序盤のリフトでミスが出るなど得点を伸ばせず51.10点で22位。上位20ペアが進める翌日に行われるフリーには進出できず、厳しい世界選手権デビューとなった。
|
|
【ペアSP結果】
1)三浦璃来/木原龍一 76.57点
2)サラ・コンティ/ニッコロ・マチー(イタリア)74.61点
3)ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン(ドイツ)73.59点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
22)⻑岡柚奈/森⼝澄⼠ 51.10点