
仕事に家事にと戦う毎日は、疲れが溜まってしまうものです。そんな疲れる毎日に、ちょっと可愛いマスコットがいたら癒されて、明日の活力になることでしょう。漫画家の河口けいさんがX(旧Twitter)で投稿している『机に住み着いたカッパ』という作品では、小さなカッパが可愛らしく描かれ、疲れの溜まった現代人の癒しとして大きな反響を呼んでいます。
物語は、ある日会社のデスクの引き出しに住みついたカッパを見つけるところから始まります。カッパを見つけた主人公は、ビー玉をあげたり小さなソファーを置いたりと、少しずつカッパの暮らしを充実させていくのでした。最初は警戒していたカッパも主人公が落書きしたイラストを額に入れて飾ったりもらったなぞなぞの本を熟読したりと、まるでミニチュアハウスのような空間でくつろいでいます。
そんなある日、主人公は流しそうめん機を会社に持ち込み、カッパのために流れるプールを作ります。会社に流しそうめん機を持ち込むという暴挙を見た上司は、「オマエ何やってんだ」と声を荒げるも、その後には「アイスとスイカも買ってこい!」と主人公に指示を出すのでした。上司公認でカッパを可愛がることや、皆で夏を楽しむように指示を出す様子に、読者からは「この会社、最高すぎる」「このカッパさんグッズ化してくんないかな」といった羨望の声が多くあがっています。可愛すぎる同作『机に住み着いたカッパ』について、作者の河口けいさんに詳しく話を聞きました。
ーこの可愛らしいカッパのキャラクターは、どのようにして生まれたのでしょうか?
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私自身、箱庭ゲームのようにキャラクターの生活を観察するのが好きなので、『引き出しの中を家にする小さな生き物がいたら可愛いな〜』と想像して作りました。
ー「自宅」ではなく、「会社のデスク」という設定にした理由はありますか?
自宅でくつろいでいるときよりも、仕事で忙しかったり、失敗して落ち込んだりするタイミングで、可愛い生き物に癒される方が絶対にいい! と思ったからですね。職場にこそ、こういう存在が必要なんじゃないかと考えました。
ー流しそうめんやクリスマスのカレンダーなど、可愛いアイデアがたくさん登場しますが、どのように思いつくのでしょうか?
「もし自分が小さくなったら、どんなものを使って何をしたいか」を想像して考えています。例えば、苺一粒でお腹いっぱいになりそうとか、スマホやタブレットで動画を流してもらったら大画面の映画館みたいとか(笑)ラジコンに乗ったり、空き箱で秘密基地を作ったり…と、次々とアイデアが湧いてくるので、それをネタにしています!
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(海川 まこと/漫画収集家)
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