フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが27日、取締役会を開き、日枝久取締役相談役(87)の退任を発表した。金光氏と清水氏が同日、フジテレビで取材に応じた。
フジ・メディア・ホールディングスは、金光修社長(70)が会長に、専務取締役のフジテレビ清水賢治社長(64)が社長に昇格することも、併せて発表。6月開催予定の第84回定時株主総会に付議する取締役選任議案が承認可決されることを前提としている。
金光氏は、質疑応答で日枝氏の退任について、肩たたきをしたのか? と聞かれると「割と早い段階で経営の刷新には賛成していますし『方向は任せる』と言っていましたので、代表権者の私と清水が考えた」と説明した。さらに、取締役相談役以外の肩書で残るのか? と聞かれると「ございません」と否定した。
日枝氏は、フジサンケイグループ代表を務めるが、金光氏は「フジサンケイグループは何らかの権限は持っていないが、ご本人から辞任の申し出があった」と、日枝氏がフジサンケイグループ代表も辞任すると明かした。「グループの親睦団体なので、全く明文化された代表の決め方、退任の仕方がありませんので、既に、以前に辞任の意向を表明されたのは間違いない」と説明した。
日枝氏から、退任にあたり言葉はあったか? と聞かれると「特に言葉はない。フジのことは心配しているが、具体的な言葉はない。腰椎圧迫骨折が治っていないので入院しています」と、取締役会には参加しなかったと説明。「途中経過は任されたので全部やり、まとまった形でお届けした。電話で全部、説明も大変ですので書面として届けた」と書面で日枝氏には人事を説明したと明かした。さらに「(自分たちに人事を)任せたわけですから、良い形になれば、ということ。経営の刷新をしていくべきだと…風評含め状況はいかんともし難い。我々が決めたことに、何も言うことなく、頑張っていって欲しいという感じ」と語った。
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○…中居正広氏の女性トラブルに端を発した報道の影響を受け、同局からは多数の広告主によるCM出稿の停止が続いていた。スポンサー離れの現状について、清水社長は「7割弱のスポンサーが判断を保留しています。状況が復活してくるなら戻るというような状態」と明かした。営業担当者は「25日時点での出稿取引は約100社。微増した」と説明。2月下旬時点で取引企業は72社だった。
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