画像提供:マイナビニュース普段の生活から、旅行先での移動手段など、さまざまな場面で役立つタクシー。便利な移動手段だけではなく、ほっこりと心温まる場面に出会える場所でもあります。
この連載では、タクシーに乗った時の「ほっこりした」読者の体験談をマンガで紹介。タクシーにまつわる何気ない日常のエピソードをお届けします。
○タクシーで始まった新生活の安心、運転手が教えてくれた街のこと
新しい職場のため、関東の街で一人暮らしを始めた私は、慌ただしい引っ越しの翌日、少し疲れた気持ちでタクシーに乗り込みました。
窓の外を眺めながら、ふと「まだこの辺、全然わからなくて……」とつぶやくと、運転手さんがバックミラー越しにやさしく微笑みました。
「そうでしたか。じゃあ、少しだけ地元の情報をお伝えしましょうか」
それからの数分間、まるで小さな生活ガイドが始まりました。安くて品揃えが良いスーパーの場所、ランチがお得で女性一人でも入りやすい飲食店、評判の良い内科の病院まで、次々と教えてくれました。
さらに「この道は、夜はちょっと暗くて人通りが少ないから避けた方がいいですよ」「あそこの公園は昼間はいいけど、夜はあまり行かないほうがいいかも」と、女性一人で暮らす上で大切な注意点も添えてくれたのです。
私はスマホのメモ帳を開き、慌ててその情報を記録。
知らない土地での暮らしは不安ばかりでしたが、この短いタクシーの時間が、不思議と心に灯をともしてくれたように感じました。
菅原県 すがわらけん 漫画家&イラストレーター。「週刊ヤングジャンプ」でデビュー。その後、実話系4コマ誌やニュースサイトなどでマンガを連載。あおり系LINEスタンプ「Mr.上から目線」シリーズの作者。 Twitter:@sugawaraken この監修者の記事一覧はこちら
調査時期: 2024年6月14〜15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート(MN ワーク&ライフ編集部)