
世界的建築家の安藤忠雄さんが建築・寄贈した子どもの感性を育む新時代の図書館「こども本の森 熊本」は、4月8日に開館1周年を迎える。4月30日までの1カ月間、その記念イベントが開催される。江津湖近くの美しい水辺にあり、自然と本のぬくもりが感じられる広い空間は、子どもたちのオアシスのような場所だ。
「こども本の森」は、安藤忠雄さんが、活字離れが進む子どもたちに、本の楽しさ、豊かさを知ってもらおうと始めたプロジェクトで、「こども本の森 中之島(大阪府)」、「こども本の森 遠野(岩手県)」、「こども本の森 神戸(兵庫県)」に続き、熊本は全国で4カ所目。これまでに来館4万人を超え、県内外から多くの人が訪れるスポットになっている。
4月13日の1周年記念セレモニー(要予約)では、宮崎美子名誉館長とくまモンが出演。こども本の森に関する楽しいクイズや、英語の絵本の読み聞かせなどもある。当日はドレスコードを設定、ホワイト・ベージュ・ブラウンの服を着ている人にはミニプレゼントもあるという。セレモニーの参加者は小学生までの子どもと保護者(1組5人まで)が対象。定員は25人。参加無料。
4月1〜13日には、館内に1st.アニバーサリーをテーマにしたフォトブースが設置され、4月12日には重曹と絵の具を使ったアートイベントもある。また、「よるもり」と題して、この日は19時まで開館を延長。テラスとウッドデッキをライトアップしていつもと違った本の森を楽しめる。大人向けのファーストアートイベントや、カフェの出店もある。

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