アトレティコ・マドリード戦後の様子 [写真]=Getty Images レアル・マドリードに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーら4選手に対し、欧州サッカー連盟(UEFA)が不適切行為疑惑で調査を開始したようだ。27日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
調査が行われるのは、先月12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・セカンドレグのアトレティコ・マドリード対レアル・マドリードの一戦。2戦合計スコア2−2で120分間の激闘を終えた両者の対戦は、PK戦の末にレアル・マドリードが勝ち抜きを決めた。しかし、試合後に同クラブの一部選手が相手サポーターへ向け挑発とも受け取れるジェスチャーを実施。スペインメディアによるとアトレティコ・マドリード側は先週に一連の行為をUEFAに報告していた。
『BBC』によると、調査対象となった選手はリュディガーの他にフランス代表FWキリアン・エンバペ、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、スペイン代表MFダニ・セバージョス。なかでも観客に向かって喉を切るようなジェスチャーを行ったリュディガーと股間を掴むような仕草を見せたエンバペは、その行為がテレビ映像として映し出されている。
一方で、4選手は出場停止処分などを受ける可能性があるものの、アーセナルとの準々決勝前にこの件が審議されるかどうかは不明である様子。なお、準々決勝ファーストレグは来月8日に『エミレーツ・スタジアム』で行われ、セカンドレグは1週間後の同月16日に行われる予定だ。
UEFAは声明で、「レアル・マドリードの4選手による不適切な行為の疑惑について調査を行うため、倫理・懲戒調査官を任命した」と発表。「この件に関するさらなる情報は、適宜公開される予定だ」と説明している。