仁和寺で魂を磨き利他の心を得る　年に一度のイベント「JAXURY　茶会×本物を知る寺子屋2025」

　茶会や能舞台の鑑賞など、日本のこころを感じられるさまざまな伝統を、実際に体験する機会はそう多くない。京都市の真言宗御室派総本山の仁和寺では3月30日、「JAXURY　茶会×本物を知る寺子屋2025」を開催する。重要文化財の茶室での茶会や、仁和寺を舞台にした能楽鑑賞など、ニッポンのラグジュアリーを感じられるイベントだ。伝統工芸への造詣を深めつつ、魂を磨くひとときが過ごせる。16時開始（15時30分集合）。

　JAXURYは、Japan's Authentic Luxuryの略で、日本発のラグジュアリーを国内外に広く伝えようと、仁和寺ではこれまでも多くの寺子屋イベントを開催してきた。今回の「JAXURY茶会」は、仁和寺宸殿裏にある「遼廓亭」が舞台。仁和寺門前に住まいした尾形光琳の屋敷にあったものが移築され、重要文化財にも認定された茶室だ。

「JAXURY研究会」では、室町時代から続く伝統的な桶（おけ）づくりを中心に、職人による手作りの木製品を制作している中川木工芸の木桶の茶室や、仁和寺の土で制作した朝日焼を特別展示、制作者の話を聞くことができる。さらに能楽の解説つきで、仁和寺を舞台にした演目「経正」を鑑賞できる。

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