ファミマ「コンビニエンス ウェア」が春夏の新作発表、デニムショートパンツや初のブラウェアなど

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2025年03月28日 16:51  Fashionsnap.com

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 「ファセッタズム(FACETASM)」デザイナー落合宏理と共同開発しているファミリーマートのオリジナルブランド「コンビニエンス ウェア(Convenience Wear)」が、2025年春夏の新商品を発表した。全国のファミリーマート約1万6300店で、4月1日から順次取り扱う。発売を前に、ブランド初の展示会を開催。5年目を迎えたブランドヴィジョンを提示した。

 今回発売する新商品は7型。累計販売数約20万枚のショートパンツをデニム生地でアレンジした「デニムショートパンツ」(2990円)、USAコットンを使用した「スウェットショートパンツ」(1998円)、定番「ショートパンツ」の新色 ネイビー(1998円)、UVカット機能付きの「キャップ」と「ハット」(いずれも1998円)、オーバーサイズの「ポロシャツ」(2990円)、「リブタンクトップ」(男女2種、1290円)を揃える。

 また、新たな試みとして、初のブラウェア(2290円)をラインナップ。カップ付きのクロップドキャミソールで、下着としてはもちろん、トップスとしても着用できる。新商品の開発について、落合は「ファミリーマートは、北海道から沖縄まで、日本全国で約1万6300店舗が24時間営業しています。訪れる人は、年齢も職業も住んでいるところもさまざま。それぞれの異なる背景を持っている人の生活の一部になる商品を作らないといけないので、一過性のトレンドを追うのではなく、長期的にブランドを育てていく意識を持って取り組んでいます。店舗数が多い分、1度の発注量も必然的に多くなり、大量生産の責任もある。常に何が必要とされるのかをジャッジしながら、手に取ってくれた人の心がちょっと動くものを作っていきたいと思っています」とコメント。

 コンビニエンスウェアは昨年、3月8日の国際女性デーに合わせて、給水サニタリーショーツを発売。売上は年間4万枚を超えるなど好評で、今シーズンも引き続き展開を続けるという。落合は、同商品のデザインや開発を通して、女性が抱える生理の貧困問題について知るきっかけになったといい、「ファミリーマートの開発チームとの対話を通して、勉強しながら製作しています。今後もデザイン性を求めるだけでなく、社会問題に光を当てた商品を作りたい。今回発表したブラウェアも、発売後にどんな声をいただくのか分かりません。想像していなかった意見をもらったり、改善点も上がると思います。それらを踏まえ、試行錯誤をしながら常にものづくりをしていきたいですね」と話した。

 今後については、「当初想像していた以上のブランド認知の広がりを感じており、まだまだファッションを通して日本の文化や生活を変えていける可能性を感じた5年間でした。コンビニで服を売るということ自体、他のどこにもないブランドの色で、大きなポテンシャルを秘めていると思います。これからも誰もやっていないようなことにチャレンジしながら、唯一無二のブランドとして可能性を模索していきたいです」と話した。

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