オリンピック出場スキー選手がトルコのホテル火事で死亡

　2022 年北京冬季オリンピックに出場したトルコのアルペンスキー選手ベルキン・ウスタさんと、父で元トルコ代表選手のヤヒヤ・ウスタさんが、現地時間3月27日、トルコのスキーリゾートホテルで発生した火災で亡くなった。ウスタ選手は25歳、父親も57歳という若さだった。

【写真】インスタグラムにアップされたベルキン・ウスタさん

　Peopleによると、トルコで一番人気のあるスキーリゾート、ブルサ・ウルダー山にあるケルバンサライ ホテルにて、27日午前5時半頃火災が発生。火元はカフェテリアとされており、消火に2時間も要したようだ。当時ウスタ選手は両親とともに5階の部屋に滞在していたとみられ、父ヤヒヤさんの死亡は確認されたが、彼の妻フィクリエさんの消息は不透明なままだそう。

　AP通信によると、同ホテルは1月に宿泊許可が取り消され、閉鎖状態にあったとみられる。また地元メディアBoşuna Tıklamaによると、当時ホテルには、12人のスタッフが建物内に残っていたが、宿泊客はおらず、一家がどうしてこのホテルに滞在していたのかは、わかっていないという。

　トルコのオスマン・アスキン・バク青年スポーツ相は27日、X（旧ツイッター）の声明でウスタ選手の死去を公表。「両選手に神の御慈悲を祈るとともに、彼らの家族や愛する人たち、スポーツ界全体に哀悼の意を表します。安らかにお眠りください」と綴った。

引用：「Berkin Usta」インスタグラム（＠berkinusta）