横山武司 (C)ORICON NewS inc.■『RIZIN.50』試合前インタビュー(28日・岡山市内ホテル)
第7試合で木村柊也と対戦する横山武司が、1年半ぶりとなるRIZIN復帰戦に向けて「打撃のプレッシャーをかいくぐって組みに行く練習をしてきた。いい感じで組めたらすぐに終わるんじゃないかな」と意気込みを語った。
柔術で日本一になった実績を引っ提げ、2023年5月のRIZIN初戦で一本勝ちし鮮烈なデビューを飾った横山。しかし練習中のアクシデントにより一時は右目を失明し、MMA引退も頭によぎりならも、手術とリハビリの日々を経てようやく復帰戦にたどり着いた。
久々のRIZINの舞台に「すごく楽しみ。今回がMMAで8試合目だけど、試合への準備は一番しっかりできた。ワクワクしてるので早く試合がしたい」と笑顔を見せる。対戦相手の木村は日本拳法で頂点を極めてMMAに転向したストライカーで、過去4戦をすべてすべて初回KO勝利を飾っている。
「寝技vs.打撃」という分かりやすい試合として注目を集めているが、横山は「すごく怖いと思いながらも、楽しみでもある。ただ、自分も打撃を練習して進化しているから、僕が打撃で勝つ可能性はゼロじゃない。でも僕が寝技で負ける可能性はゼロです」と打撃練習の手応えと寝技への絶対的な自信を示す。
「殴らせずに組む。おばあちゃんからも『ケガをしないで』って言われてるから、何発か被弾して組みに行くっていう展開にしたくない」と木村の打撃を警戒するが、「殴られても失神しなければ組み付いて勝てるかな」と、ダメージを受ける覚悟も持っている。
週4〜5回も指導を受け、今回はセコンドにもつく佐藤将光から「準備がしっかりできたと言われているし、自分も感じている」と太鼓判を押された。「いい形で組む練習をいっぱいしてきたし、組に入るパターンは7〜8個くらいある。そのどれか1個では絶対に組める」と培ってきた寝技に胸を張った。