▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆高松宮記念の注目馬たち
50歳になって思うのが、若い子とのジェネレーションギャップ。
特に調べものに関しての違い。
昭和世代は、新聞を読む、辞典で調べる、図書館に足を運ぶ、周囲の大人に聞く、取材をするなどの道のりを経てきたのに対し、平成世代の多くはネット検索。よって膨大な量の知識習得には非常に長けており、よく知っているなぁ〜と感心してしまいます。
しかしその一方で、何か違うような…どうしてネットで検索した知識だけで、そこまで自信を持って言えるのだろうか? という疑問も生まれ、しっくりこないところも…。
とは言え、どの時代も世代のギャップというのはつきもの。うまく折り合いをつけていくことも大事ですが、それがストレスとなってしまうのならば、病気に繋がらない為にも身を引くことや、若い方に譲ることも1つだと最近は感じています。皆さんはどうお思いになられますか?
さて先週の阪神大賞典ですが、イッパツあるなら? と期待をしたサンライズアースが勝利に。この4歳世代のオトコ馬で気性的に難しそうだけど能力はありそうと感じていたのが、この馬とビザンチンドリーム。それだけに個人的にも嬉しい結果でした。
さぁそして今週はGI・高松宮記念となります。注目の1つは当日の馬場状態。
毎年この時期は、天候的に荒れ模様となるケースが多く、当日かなりのタフな馬場状態となることも…。よって、天候&馬場がどうなるのか? それによってプラスとなる馬、厳しくなる馬が分かれます。
昨年の勝ち馬&2着馬は特に馬場に左右される気がし、良馬場となればナムラクレアに魅了され、反対に重馬場となればマッドクールに分が向くと思います。
あとスプリンターズSは7着と敗れましたサトノレーヴですが、外枠に加え初のGI&ローテ的なこともあったのか? 当日の返し馬では硬さを感じました。よって個人的には度外視していいようにも。引き続きモレイラ騎手とのコンビですし期待を抱く1頭です。
また良馬場となればトウシンマカオもアナドレナイ存在。前半、どのポジションで競馬が運べるか? はカギとなりそうですが、そこは武史騎手のエスコートに期待です。
あとはルガル。中心はその5頭な気がし、あとは枠の面からの穴っぽさでビックシーザー。よって上記6頭をどう買おうか? もう少し考えます。それでは皆さん、ステキな週末を。ホソジュンでしたぁ。
(文=細江純子)