アストン・ヴィラへレンタル中のラッシュフォード[写真]=Getty Images
アストン・ヴィラは、マンチェスター・ユナイテッドからレンタル加入しているイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの完全移籍を検討しているようだ。28日、地元メディア『バーミンガム・ライブ』が伝えた。
現在27歳のラッシュフォードは、2024年11月にマンチェスター・ユナイテッドの指揮官にルベン・アモリム監督が就任すると、出場機会が減少。素行面などを指摘され、ベンチ外となる日々が続き、今年2月にアストン・ヴィラへ買い取りオプション付きのレンタル移籍が決まった。
ここまでアストン・ヴィラでは公式戦9試合に出場し、4アシストを記録するラッシュフォード。3月のイングランド代表入りも果たし、レンタル先で幸先いいスタートを切ったことからアストン・ヴィラは、同選手を今後も引き止めたいと考えている模様だ。
アストン・ヴィラでスポーツディレクターを務めるモンチ氏は、スペインの『ラジオ・マルカ』のインタビューで「ウナイ(エメリ)は、これまでの歴史を見ても選手の成長を助けてきた監督だ」と指揮官の手腕を高く評価。続けて「ここに来ることで選手たちは良くなる。それがチャンピオンズリーグで戦う以上の我々のセールスポイントだ」と語り、エメリ監督の下でラッシュフォードはさらなる輝きを放てると信じているようだ。
アモリム監督が指揮を執るマンチェスター・ユナイテッドへの復帰は、現状考えづらいところ。アストン・ヴィラは4000万ポンド(約78億円)とも言われる買い取りオプションを行使するのか、今後の動向に注目だ。