
店に苦情を言いに来る客の中には、意味不明な理由で怒り出すクレーマーもいる。千葉県に住む50代の女性(事務・管理)は「オシャレなオーガニックティー」を販売する会社で顧客対応をしていた際、衝撃クレーマーに遭遇した事がある。
ある日、若い女性客から「店舗で買ったお茶が以前買ったものより賞味期限が短い、どういうこと?」と、電話でクレームが入った。投稿者の女性は「お取りかえいたします」と返したのだが……。(文:國伊レン)
「日頃の鬱憤や劣等感などをついでにぶつけてきているのか…」
返品時にすぐ対応できるように、女性はこう問いかけた。
「お近くにいらっしゃることがあればお取りかえいたしますので、スタッフがすぐ対応できるお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
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何の問題も無いように見えるが、この一言が逆鱗に触れてしまったようだ。相手は逆上して
「は?この手の問い合わせで名前言える訳ないでしょ?本社はどこにあるの?どうせ綺麗なビルで働いてるんでしょ?正社員でしょ?馬鹿にしてるんでしょ?」
と、よく分からない理由で責め立ててきたという。名乗るのが嫌なら仮名でもよかったはずだが、個人情報を聞かれたと警戒したのだろうか。怒りが謎の方向にヒートアップしてしまった。
「『お名前は仰って頂かなくても結構ですのでいつ頃いらっしゃって何のお品物を交換するか教えていただきましたら、スムーズに対応いたします』とお伝えすると、なんとかおさめることができましたが、日頃の鬱憤や劣等感などをついでにぶつけてきているのか、へとへとになりました」
溜まったストレスをクレームで解消するタイプの客は厄介だ。特に、それを真正面から受け止めなければならない従業員の心労は察するに余りある。
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