
【写真】FRUITS ZIPPER、衣装も“かわいい”ソロ撮りおろしカットギャラリー
■おしりたんていに「私たちの衣装を着させてあげたい」
――『おしりたんてい』の印象は?
鎮西寿々歌(以下、鎮西):私の母が「おしりたんてい」を、よく観ているんです(笑)。お子さんに向けた作品ではありますが、深いメッセージ性があったり、おしりたんていが大人な感覚を持っている主人公だったりするので、幅広い年齢層の方が楽しめる作品だなという印象がありました。
――主人公のおしりたんていのキャラクターの印象はいかがですか?
鎮西:私、おしりってかわいいなって思うんです(笑)。みんなもおしりって…好きじゃない?(笑)。
全員:(笑)。
鎮西:おしりが顔になっているキャラクターって今までにないし、本当にかわいい! (おしりたんていの助手)ブラウンも声がかわいくて推しです!
――そんな“かわいい”『おしりたんてい』の映画最新作をご覧になっていかがでしたか?
松本かれん(以下、松本):アイドルコンテストの本番でおじさん?みたいな服で出場していたおしりたんていが愛おしい(笑)。私たちがいつもふわふわでカラフルな衣装なので、そういう衣装を想像していたんですけど、「運動するぞ!」みたいな服を着ていたので、「かわいい〜!」って思いました。
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松本:貸してあげたい!(笑) 私たちのフリフリの衣装を着せてあげたいです。
全員:(笑)。
真中まな(以下、真中):個人的には、おしりたんていが踊るとちょっとおしり(顔)が揺れるのが好き(笑)。
月足天音(以下、月足):おしりたんていと、かいとうUがタッグを組んで戦っていくんですが、普段は協力しあう関係ではないのに、今回はお互いの目的のために一緒になって戦う様子が個人的に心に響きました。みんなが幸せになれるような物語だったんじゃないかな。私もほっこりしました。
鎮西:コンプレックスがあったり、辛い過去を持つキャラクターも登場するんですが、それを受け入れたり、乗り越えたりするシーンを観て、どんな人でも悩んだり辛かったりすることはあるけど、それらを乗り越えた先に成長できたり、見えてくる世界があったりするんだなと実感しました。この映画や主題歌が皆さんの心を癒したり、背中を押せたりできたらいいなと思います。
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■主題歌「KawaiiってMagic」はグループ史上一番ストレートなメッセージソング 声優初挑戦でさらなる意欲も!
――映画主題歌の「KawaiiってMagic」は「夢は絶対に諦めない」という本作のテーマを後押しするような楽曲に。口ずさみたくなるフレーズと温かく包んでくれるような曲の雰囲気がステキですね。
真中:これまでのFRUITS ZIPPERの楽曲の中でも、一番ストレートに歌詞のメッセージを伝えられる曲。振り付けも含めて、世代問わず皆さんに歌詞が届きやすいんじゃないかな。“大丈夫”という思いや仲間を信じる気持ち、夢を追いかける気持ちとか…映画を観た後にそれらがまっすぐ心に入ってくるような歌詞になっていて、私自身、映画のエンドロールを観て、「この物語、いいな」って改めて思える曲になっているなと感じました。楽曲としても愛してもらいたいし、今作の主題歌としても愛してもらえたらうれしいなと思います。
――声優に初挑戦してみていかがでしたか?
早瀬ノエル(以下、早瀬):私は月足と一緒にRabi役を演じたんですが、2人で声を合わせてセリフを当てたり、「プハァ」って声を出したりしたんです。2人で息を合わせて、キャラクターの口の動きに合わせてしゃべるのが、難しかったので、仕上がりが大丈夫か心配でした。でも映画で観たら、かわいくアイドルっぽくできてたかなぁって思いました(笑)。それぞれいい感じにできていたのでうれしかったです。
――声のお芝居にご興味はありましたか?
櫻井優衣(以下、櫻井):私は声優さんと一緒にユニットをやっていたことがあるんですけど、声優さんたちの活動を近くで見て、「こういう仕事があって、こんなにカッコよくてステキな感情になるんだ」と思っていたんです。それで私もやってみたいという気持ちが芽生えたので、今回声優に挑戦できてすごくうれしかったですし、もっと興味も湧きました。
――また挑戦できるといいですね。
櫻井:はい。以前、どういう声の役が自分に向いているかを探った時があったんです。声優さんに「男の子の声も合いそう!」と言ってもらえて自分としても新たな発見ができたので、今後もいろいろな役に挑戦できたらいいなと思います。
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――今回は声優に挑戦されましたが、今後挑戦したいことは?
仲川:東京ドーム公演に挑戦したいです!
櫻井:グループとして常に新しいことをやっていけたらいいなと、いつも思っています。楽曲「NEW KAWAII」もそうですが、私たち7人が個性を出していくことで“NEW”を体現できるんじゃないかな。誰にもやったことがないことも、私たちなら挑戦できると思うんです。
■衝撃!? FRUITS ZIPPERが伝授する新生活のススメ
――本作は新年度目前の公開ということで、映画を観る方の中にもこれから新生活を始める方が多いと思います。皆さんがいいなと思う新生活の心構えやグッズを教えてください。
鎮西:私は関西から上京して新生活を始めた時に、“それっぽく振る舞う”ことを心掛けました(笑)。関西と関東だとエレベーターで立つ位置も左右逆とか、(交通系ICカードの)Suica/ICOCAの違いや「サイゼリヤ」の呼び方とか…いろいろ違うんですよ。地元を離れた時にいったんみんなが言っていることを聞いて地域の常識に従って、まずは乗っかってみるんです。でも、「サイゼはサイゼやし…」みたいな関西のアイデンティティもあるので、それは関西のままでいく…とか、そういう微調整をしたんです。地元のアイデンティティと新しい場所に溶け込む力、この2つがあったら新生活も完璧だと思います!
全員:(笑)。
櫻井:私自身、元旦から新しいことを始めたんですが、スタートの時に始めたことって何となく1年間続けたくなるというか…そういう不思議な力があると思うんです。新生活を迎える方もスタートの力を利用して、趣味の延長みたいなこととか、どんな小さなことでもいいので目標を立てて何かを始めてみることが、私のおすすめです。
早瀬:新生活で一人暮らしをする方も多いと思うんですが、一人暮らしだともう、お母さんがお片づけをすることもなくなっちゃうし、自分でやらなきゃいけないので、私は物の住所を決めることが大事かなって思います。リモコンはここ、本はここ…とか。一人暮らしじゃなくてもできることですけど、より重要になるんじゃないかな。
――ちなみに、早瀬さんも物の住所決めをされているんですか?
早瀬:決めてるんですけど…実は私、お片づけが苦手なんです(苦笑)。この間、部屋を片づけた後に「ここにちゃんと置こう」と決めたので、部屋のきれいさは保たれています(笑)。
真中:私は…家に電気ケトルがあれば、新生活も大丈夫だと思います!
全員:(笑)。
真中:さまざまな家電を買わなくても、電気ケトルがあれば生活ができているんです。お湯も沸かせるし、(マルチなものだと)湯せんもできるし、ボイルするごはんも作れるし、結構“無敵”な家電じゃないかと思います(笑)。
鎮西:経験者は語る(笑)。
――説得力がありますね(笑)。
月足:私は、水をストックすることです(笑)。通販でペットボトルの水を買ったり、浄水器の水を常に冷蔵庫にいれたり…普段水っていくらあっても困らないし、災害の時も水が必要になると思うので、水はたくさんあるほうがいいと思います!
――災害対策への意識が高いですね。
月足:はい(笑)。
全員:(笑)。
仲川:私は新生活で使い捨てコップを240個買いました(笑)。
全員:(驚)。
仲川:240個あると洗い物をしないで済むのでおすすめしたいです。
――最初に買った240個、まだなくなっていないんですか?
仲川:全くなくなることはありません(笑)。
全員:(笑)。
松本:私は新学期にノートや文房具を全部かわいいものに変えていたんです。ビジュアルのかわいさで、新学期のモチベーションを上げていたのでおすすめですね(笑)。
――ちなみに、新生活で初めて会う人と仲良くなれるコツはありますか?
松本:たくさんニコニコでいることだと思います。それと、私は好きなお菓子を持ち歩いてるんですけど、話題がない時に「食べる〜?」とか言って一緒に食べて、相手が「おいしいよね」って言ってくれることも。同じものを食べると仲良くなれます(笑)。
(取材/文:齊藤恵 写真:上野留加)
『映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン』は、公開中。