解任されたジュニオール監督 [写真]=Getty Images ブラジルサッカー連盟(CBF)は28日、ドリヴァウ・ジュニオール監督を解任したことを発表した。
FIFAワールドカップカタール2022終了後にチッチ元監督が退任し、ラモン・メネゼス氏の暫定体制を経て、2023年7月からはフェルナンド・ジニス元監督がブラジル代表監督に就任していたが、FIFAワールドカップ26南米予選で3連敗を含む4戦未勝利となり解任されると、2024年1月からジュニオール監督が指揮官を務めていた。
“再建”を託されたジュニオール監督は7戦無敗(3勝4分け)スタートを飾ると、W杯南米予選も最初の4試合で3勝(1敗)を収めたが、11月の活動を2分けで終え、今月の活動では20日のコロンビア代表戦に2−1で勝利したものの、25日のアルゼンチン代表戦では1−4で敗れ、順位を3位から4位に落としていた。
この結果、2023年11月22日に行われたホームでの一戦も0−1で敗れていたことから、ブラジル代表にとってはW杯予選でアルゼンチン代表に2連敗を喫した史上初のことになったほか、2000年にチリ代表戦で0−3で敗れたのを上回り、1−4での敗戦はW杯予選におけるワースト記録にもなるなど、アルゼンチン代表戦は歴史的な敗戦になってしまっていた。
これを受け、CBFのエドナルド・ロドリゲス会長がジュニオール監督との会談を予定していることが報じられていたなか、CBFはジュニオール監督を解任したことを明らかにした。なお、後任は未定となっており、CBFは「代わりの人材を見つけるために尽力します」と声明を発表している。
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