咲村良子プロレス挑戦記15 選手もあたふたしちゃうプロレスのルール

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2025年03月29日 16:01  サイゾーオンライン

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咲村良子(写真:事務所提供)

咲村良子連載コラム第15回
「ヴィランの花道 〜咲き乱れ 散りゆくままに〜」

 プロレスラーになって初めての春!

咲村良子:憧れと尊敬の天才レスラー

 まもなく桜も満開!

 そんな中、今更ですがプロレスのルールってご存じですか???

 恥ずかしながら私はやりながら覚えました。

 先輩に呆れられるほどにプロレスのルールを知らなかった私です。

 プロレスのルールより先にドロップキックしてました。

 ということは!

 これを読んでるほとんどの人がプロレスのルールをご存じないのではないでしょうか?

 きっとそう! そうに違いない!

 ということで、今回はプロレスを楽しむためのルールを改めて確認していただきたい!

 試合形式も多様でそれによって全然違う試合模様になるのもプロレスの面白さのひとつ。

 基本はやっぱりシングルマッチ!

 赤コーナー、青コーナーにそれぞれひとり。

 私の大好きな1対1のタイマンスタイル。

 そして、勝つ方法は主にはふたつ!

 相手の両肩をマットに押し付けてレフェリーが3カウント数えるフォール!

 そして、関節技などで耐えられないときマットを叩いたり、口頭で降参を伝えるギブアップ!

 これがやっぱりプロレスの基本!

 他にもいろいろな勝ち方あり!

 10カウント立ち上がれない場合、ノックアウト。

 場外から戻って来ない場合はリングアウト。

 他には反則負けもある。で、その反則もさまざま。

 凶器の使用、乱入、目や喉など急所への攻撃、首を絞めるチョーク攻撃、ロープに触れてる選手への技を解除しない、レフェリーへの暴行などなど!

 すごくいろいろ禁止事項はあるんですが、5秒以内はセーフなのでレフェリーが4カウント数えると同時にやめればセーフ!

 なので反則行為もプロレスでは日常茶飯事なのだ!

 シングルマッチを基本に2対2で戦うタッグマッチもよく見る試合形式。

 リング上は1対1で戦い、味方はコーナーでコーナーに結ばれているコーナーと同じ色のコープ、タッチロープを握って待機する。

 戦う権利を交代するにはパートナーとタッチが必要。

 勝ち方はシングルと同じだけど戦う権利を持ってない人がフォールしても無効なんです。

 でもフォールや関節技をきめられてる味方を助けに行ったり、ふたり同時にリングに上がってひとりを攻撃したりするのがタッグマッチの面白いところ。

 人数が増えて3対3や5対5とかになってもルールは同じ。

 他に私がやったことある試合形式はスリーウェイとバトルロワイヤルかな。

 スリーウェイでは選手は3人、全員が敵同士ってやつ。

 協力したと思ったら次の瞬間には殴り合い。

 誰が誰からフォールを取るのか? ギブアップを取るのか? わからないところが面白い。そして難しい。

 私はスリーウェイが苦手です。

 もっとややこしいのがバトルロワイヤル。

 「ランブル」などとも呼ばれるコレは全員が敵同士!

 たくさんの選手が時間差で入場してきて入り乱れます。協力あり、裏切りありで予想できない試合展開が面白い。

 バトルロワイヤルではオーバーザトップロープというルールが登場します。トップロープを超えて場外に落ちるとその時点で負けちゃうんです。

 1月3日の大田区総合体育館でこのバトルロワイヤル形式の試合を経験しましたがややこしくってあたふたしてる間に負けておりました笑。

 プロレスといえば! いつか! 一度は! やってみたい! デスマッチ!

 蛍光灯や有刺鉄線、電流爆破など凶器ありきなんでもアリのやつ!!!

 他にも人数差をつけたチーム対抗のバンディキャップマッチやその時々に合わせてルールが追加されたりしていろんな試合があるのがプロレスの醍醐味のひとつ。

 どこをとってもプロレスは懐が深いなー。

 私もまだまだ知らないこと、やったことないことがいっぱい!

 明日(3月30日)は後楽園ホールでタッグマッチが控えてます!

 どんどん経験値上げて次こそ勝利!!!

(文=咲村良子)

咲村良子マリーゴールド戦記XV

 今回のコラムにあったように確かにプロレスのルールというのは、知っているようで知らないことが多い気がする。

 かくいう私もズブの素人で、「ランブル」なんて今年の正月に咲村選手が挑戦したときに初めて知った。

 見ていてもルールがよくわからなかったが、今回の原稿で何となくわかったようなわからないような……。

 それにしても、リングに上がった選手ですら「ややこしくってあたふた」しちゃうというのだから面白い。

 咲村良子には、ぜひデスマッチで痛快で豪快な勝利をつかみ取ってほしいものだ。

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咲村良子プロレス挑戦記『ヴィランの花道』アーカイブ

 

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